2015年7月5日日曜日

■疥癬とは!?

疥癬とは、ヒゼンダニ(疥癬虫)という大変小さなダニが人の皮膚に寄生しておこる痒みを伴う皮膚の病気です。
通常疥癬と呼ばれるものと他の人に感染する力が強い角化型疥癬(ノルウェー疥癬)と呼ばれる2つの種類の病型があります。

≪疥癬虫(ヒゼンダニ)とは≫
ヒゼンダニは、大変小さなダニなので直接目で見ることはできません。
メス成虫は、オス成虫と交尾をした後、手首・手の平・指の間・肘・脇の下・足首・足の裏・外陰部などに疥癬トンネルと呼ばれる横穴を掘り、卵を産み付けます。卵は、3〜4日でかえり、そのライフサイクルは10〜14日間です。
ヒゼンダニは、人の体温が一番生活に適しており、人の肌から離れた場合、長くは生きられません。また、高熱や乾燥に弱く、50℃以上の環境下に10分以上さらされると死ぬことがわかっています。

≪通常疥癬とノルウェー疥癬の違い≫
▼ヒゼンダニの数
通常疥癬➡数10匹以下
ノルウェー疥癬➡100万〜200万匹

▼人の免疫力
通常疥癬➡正常
ノルウェー疥癬➡低下している 

▼感染力
通常疥癬➡弱い
ノルウェー疥癬➡強い

▼主な症状
通常疥癬➡赤いブツブツ・疥癬トンネル
ノルウェー疥癬➡角質増殖

▼痒み
通常疥癬➡強い
ノルウェー疥癬➡不定

▼症状部位
通常疥癬➡顔・頭を除いた全身
ノルウェー疥癬➡全身




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