2015年7月9日木曜日

■行動の質を高めていく。

▽『ふつうのもの』をたくさん見ておく。
企画書などを書く時、『人と違ったものを・・・』とか『何か特別なものを・・・』とか考えたことありませんか!?
もちろんそれは悪いことではありません。
しかし、『特別なもの』を見極めるためには、必要なことがあると思います。
それは『ふつうのもの』すなわち『標準的なもの』をたくさん見て、知っておくことです。
優れたものの価値は、多くの『標準的なもの』との対比によって、より鮮明に見えてくるものだと思います。

▽毎朝、新聞を一面から順番に読む
ネットで、ニュースを見るとどうしてもヘッドラインから関心のあるニュースを選ぶという形になりがちです。
それでは、関心の幅が広がりにくいのです。
新聞を一面から順番にめくっていくと、関心の有無に関わらず、いろいろなニュースが目に飛び込んできます。
今まで、あまり興味がなかった、政治面や経済面などを読むのは、最初はツライかもしれません。
でも、大きな記事だけでも読んでください。
世間の関心ごとだからです。
『世間の関心に自分の関心を合わせることのできる人』がビジネスで成功する人です。
関連して、経済統計はできるだけ目を通しておくことがおすすめです。
日本経済新聞が一番充実していますが、一般紙に掲載されているもので構いません。
分からない用語なら調べて、とにかく数字を把握しおくことです。
同じ項目の数字を定期的に比較したり、用語の意味を知ることにより、一見関係のないように思える数字が関連付けられてくるのです。
これが、後々大きな力となるでしょう。

▽勉強の仕方について
まず、ものごとは『本質』の部分から考えてみるということ。
身近な例でいくと、『消費税はとは何ですか!?』という質問には、多くの人が答えられるでしょう。
しかし、『なぜ、消費税は必要なんですか!?』という問いに答えられますか!?
このようにWHATには答えられても、WHYには答えられないようなことはたくさんあります。
しかし、このWHYにこそ、ものごとの本質があるのです。
WHYを学べば学ぶほど多くのことが見えて来てきて、結果的にWHATのほうもより正確に把握できます。
もう一つは、道具をたくさん持ち、使いこなすということ。
ここでいう道具とは、PPM(プロダクト・ポートフィリオ・マナジメント)のようなもの、いわゆる、判断するための手段や技です。
これは自分から学ぶしかありませんが、学ぶジャンルは、経済関連に留まってはいけません。
場合によっては、心理学などが大きな力となってくれたりします。

▽問題解決力が高まれば問題発見力も高まる。
問題を解決しようとあれこれ考えていたら、別の問題点を見つけてしまった・・・というようなこと、経験ありませんか!?
ですから、『さあ、問題を発見するぞ。』と張り切る前に、直近の問題をまず解決してみてください。
その際、大なことは『徹底』することです。
ひとつのことにこだわって、何度も試してみたり、深く深く掘り下げてみるのもいいでしょう。
改善を重ねていくうちに、さらに改善が必要な問題点を発見し、それを改善していくことにより質がレベルアップしていくのです。



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