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2018年1月9日火曜日

■降圧目標(例)



 


診察室血圧


家庭血圧


若年、中年、前期高齢者患者


140/90mmHg未満


135/85mmHg未満


後期高齢者患者


150/90mmHg未満

(忍容性があれば

140/90mmHg未満)


145/85mmHg未満

(忍容性があれば

135/85mmHg未満)


糖尿病患者


130/80mmHg未満


125/75mmHg未満


CKD患者(蛋白尿陽性)


130/80mmHg未満


125/75mmHg未満(目安)


脳血管障害患者、

冠動脈疾患患者


140/90mmHg未満


135/85mmHg未満(目安)


参考:日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2014



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2017年4月25日火曜日

■肺高血圧症とは!?

≪定義≫
肺高血圧症(PH)とは、安静時に右心カテーテル検査を用いて実測した肺動脈平均圧(meanPAP)25mmHg以上の場合。

≪診断≫
右心カテーテル検査は、肺高血圧症の正確な病態評価を行うための現在の世界標準である。

≪肺高血圧症の経過≫
1.肺血管拡張能の低下および血管収縮がPH経過の早期に起こる。
2.肺動脈壁の硬化と肥厚(血管リモデリング)によって肺血圧がさらに上昇する。
3.狭くなった動脈に血圧を送り出すため、右心により大きな負担がかかる。
4.最終的に、右心は肥大し、その結果、血液を肺に送り出せなくなる。
5.心不全をきたり、死亡に至る。



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2016年11月5日土曜日

■主要降圧薬の禁忌や慎重投与となる病態


 
禁忌
慎重使用例
Ca拮抗薬
徐脈
心不全
ARB
妊娠、高K血症
腎動脈狭窄症(両側性腎動脈狭窄の場合は原則禁忌)
ACE阻害薬
妊娠、血管神経性浮腫、
K血症、
特定の膜を用いるアフェレーシス/血液透析
腎動脈狭窄症(両側性腎動脈狭窄の場合は原則禁忌)
利尿薬(サイアザイド系)
K血症
痛風、妊娠、耐糖能異常
β遮断薬
喘息、高度徐脈
耐糖能異常、末梢性肺疾患、
末梢動脈疾患
参考:日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2014



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■主要降圧薬の積極的適応


 
Ca拮抗薬
ARB/ACE阻害薬
サイアザイド系
β遮断薬
左心肥大
 
 
心不全
 
頻脈
(ジヒドロ
ピリジン系)
 
 
狭心症
 
 
心筋梗塞後
 
 
CKD
蛋白尿()
 
蛋白尿()
 
 
 
脳血管障害慢性期
 
糖尿病/メタボリックシンドローム
 
 
 
骨粗鬆症
 
 
 
誤嚥性肺炎
 
(ACE阻害薬)
 
 

参考:日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2014


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