【ドレッシング療法の4分類】
▽ウェットドレッシング
▽ドライドレッシング
≪開放性≫
①開放性ウェットドレッシング
・食品用フィルム
・紙おむつに粘着性ポリウレタンフィルムを貼ったもの
・持続陰圧閉鎖療法(滲出液は強制的に排出されるため開放性である)
②開放性ドライドレッシング
・乾燥ガーゼ
≪閉鎖性≫
③閉鎖性ウェットドレッシング
いわゆる閉鎖性ドレッシング(ODT)がこれに相当する。
・粘着性ポリウレタンフィルム、ポリウレタンフォーム、ハイドロコロイド、軟膏ガーゼ(ゲーベン、オルセノン、アクトシンなど)
・ガーゼドレナージ(創をデブリードマンしてガーゼを詰め込むと,膿汁がガーゼに吸着されて糊のようになります。創に対しては、『ウェット』であるが,滲出液の排出が妨げられるので『閉鎖』になる。
・壊死組織で閉鎖されたⅢ、Ⅳ度褥創では,エスカー(全層の皮膚が壊死したもの)がまるで閉鎖性ウェットドレッシングのように創を閉鎖し,滲出液の排出を妨げている。
・低温熱傷で生じる壊死した皮下組織も同様に『閉鎖性』へと働き、創感染を起こしやすい。
④閉鎖性ドライドレッシング
・軟膏ガーゼ(カデックス、ユーパスタ、マクロゴール基剤の軟膏)
・滲出液の量を調整する機能があると謳われているが、実際は脱水状態である。
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