はじめに
皆さんは最近、
怒りを感じたことはあるでしょうか。
- 同じミスを繰り返される
- 報告が遅い
- 理不尽なクレームを受ける
- 多忙な中で業務が集中する
医療現場では、さまざまな場面で怒りを感じることがあります。
私自身、病院薬剤師として働く中で、
「なぜもっと早く相談してくれなかったのだろう」
「どうして確認しなかったのだろう」
と感じることがあります。
しかし、
アンガーマネジメントを学んで感じたのは、
怒りそのものが悪いわけではない
ということです。
今回は、
アンガーマネジメントの基本について、
病院薬剤師の立場から考えてみたいと思います。
この記事でわかること
この記事では、
・アンガーマネジメントとは何か
・怒りが生まれる仕組み
・怒りは悪い感情ではない理由
・医療現場でアンガーマネジメントが必要な理由
について考えていきます。
アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは、
怒らない技術ではありません。
怒りの感情とうまく付き合うための考え方や技術です。
人間である以上、
怒りをなくすことはできません。
大切なのは、
怒りに振り回されないことです。
怒りは自然な感情
怒りは、
嬉しい、悲しい、不安と同じ感情のひとつです。
例えば、
患者さんに不利益が生じそうな時。
医療安全上の問題が起こりそうな時。
私たちは強い危機感を持ちます。
その結果として、
怒りが生じることがあります。
つまり、
怒りは自分が大切にしている価値観を守ろうとする反応でもあります。
怒りが悪いのではなく、伝え方が問題
例えば、
新人職員が確認不足だったとします。
パターン①
「何回言ったら分かるの!」
と感情のままに怒る。
パターン②
「この確認は患者安全に関わるから次回はここを意識しよう」
と伝える。
どちらも背景には怒りがあります。
しかし、
相手への伝わり方は大きく異なります。
重要なのは、
怒りを感じないことではなく、
怒りの扱い方です。
医療現場でアンガーマネジメントが必要な理由
医療現場は、
常に緊張感があります。
- 患者さんの命に関わる
- 業務量が多い
- 多職種連携が必要
- 人手不足
こうした環境では、
怒りが生じやすくなります。
その結果、
強い口調になったり、
相手を萎縮させたりすることがあります。
しかし、
感情的な対応は、
相談しにくい空気を作ります。
これは、
心理的安全性や医療安全にも影響します。
怒りの感情が教えてくれること
怒りを感じた時、
私たちは
「なぜ怒っているのか」
を考えることが大切です。
例えば、
- 患者安全を守りたい
- チームを良くしたい
- 約束を守ってほしい
など、
怒りの奥には大切な価値観があります。
怒りそのものを否定する必要はありません。
むしろ、
自分が何を大切にしているのかを知るきっかけになります。
現場で感じること
病院で働いていると、
怒りが全くない人はいません。
私自身も、
イライラしたり、
腹が立ったりすることがあります。
しかし、
その感情をそのままぶつけると、
相手との関係が悪化することがあります。
一方で、
冷静に伝えることができれば、
相手の成長や医療安全につながることがあります。
アンガーマネジメントは、
怒りを抑え込む技術ではなく、
怒りを上手に活かす技術なのだと思います。
まとめ
怒りは悪い感情ではありません。
怒りは、
自分が大切にしているものを守ろうとする自然な感情です。
大切なのは、
怒りに支配されるのではなく、
怒りを上手に扱うことです。
医療現場では、
アンガーマネジメントは、
人間関係だけでなく、
心理的安全性や医療安全にもつながります。
病院薬剤師として私自身も、
怒りとうまく付き合いながら、
より良い職場づくりに関わっていきたいと思っています。
皆さんは最近、どんな時に怒りを感じましたか?