はじめに
皆さんは、
「最近イライラすることが増えたな」
と思うことはないでしょうか。
しかし、
何に怒っているのかを正確に説明しようとすると、
意外と難しいものです。
- なぜイライラしたのか
- 何が引き金だったのか
- 本当は何を求めていたのか
を整理できていないことも少なくありません。
そこでアンガーマネジメントでは、
アンガーログ
という方法があります。
怒りを書き出して記録することで、
自分の怒りのパターンが見えてきます。
今回は、
医療現場でも活用できる
アンガーログ
について考えてみたいと思います。
この記事でわかること
この記事では、
・アンガーログとは何か
・怒りを記録する意味
・医療現場での活用方法
・自分の怒りのクセを知る方法
について考えていきます。
アンガーログとは?
アンガーログとは、
怒りを感じた出来事を記録する方法です。
難しいものではありません。
例えば、
- いつ
- どこで
- 誰に
- 何があった
- 怒りは何点だったか
を書くだけです。
記録の例
例えば、
日時
6月15日 14時
出来事
依頼していた業務の報告がなかった
怒りの点数
7点
その時の気持ち
イライラした
本当の感情
心配だった
患者さんへの影響が不安だった
このように整理します。
書いてみると意外なことが分かる
実際に続けると、
あることに気づきます。
自分は報告が遅いと怒りやすい
約束を守らないことが苦手
時間にルーズな人に反応する
忙しい時ほど怒りやすい
などです。
つまり、
自分の「怒りのクセ」が見えてきます。
怒りの裏には価値観がある
前回の記事でも紹介したように、
怒りの背景には
「べき」
があります。
例えば、
- 報告は早くするべき
- 約束は守るべき
- 時間は守るべき
などです。
アンガーログを書くことで、
自分が何を大切にしているのかも分かってきます。
医療現場で役立つ理由
病院では、
日々さまざまなストレスがあります。
- 急な処方変更
- 業務の集中
- 多職種との調整
- 患者対応
- クレーム対応
その都度、
感情的に反応していると疲れてしまいます。
しかし、
アンガーログを書くことで、
客観的に振り返ることができます。
「怒るな」ではなく「知る」
アンガーマネジメントは、
怒りをなくすためのものではありません。
むしろ、
自分の怒りを理解することが目的です。
例えば、
「私は報告の遅れに敏感なんだな」
「忙しい時に怒りやすいな」
と分かるだけでも大きな進歩です。
続けるコツ
完璧に書く必要はありません。
スマートフォンのメモでも十分です。
おすすめは、
怒りを感じたその日に、
1〜2分だけ振り返ることです。
続けるうちに、
自分の傾向が見えてきます。
現場で感じること
病院で働いていると、
怒りは突然生まれているように見えます。
しかし振り返ると、
実は同じような場面で繰り返し怒っていることがあります。
私自身も、
アンガーマネジメントを学ぶ中で、
怒りの背景には自分の価値観や期待があることに気づきました。
アンガーログは、
自分自身を知るためのツールなのだと思います。
まとめ
アンガーログは、
怒りを記録し、
自分の感情を理解する方法です。
- 怒りを書き出す
- 点数化する
- 本当の感情を考える
- 怒りのパターンを知る
これを続けることで、
怒りに振り回されにくくなります。
アンガーマネジメントは、
怒りを抑え込む技術ではありません。
自分自身を理解し、
怒りとうまく付き合うための技術です。
病院薬剤師として私自身も、
怒りを記録しながら、
より良いコミュニケーションにつなげていきたいと思っています。
皆さんは最近、どんなことで怒りを感じましたか?
その怒りを書き出してみると、どんな発見があるでしょうか。