2015年7月6日月曜日

■呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシス

アシドーシスには、呼吸性アシドーシスと代謝性アシドーシスが存在する。

▼呼吸性アシドーシス
ガス交換や換気がうまく行かず、血液中からCO2が排泄されないことにより、CO2濃度が上昇し、血液pHが酸性に傾いてる病態をいう。CPR時において自発呼吸がなくてもバックバルブマスクやレスピレータ等により正しく換気が行われた場合、すぐに呼吸性アシドーシスは改善される。

▼代謝性アシドーシス
体内で産生される酸が増加したり、HCO3が減少し血液pHが酸性に傾いてる病態をいう。
炭酸水素ナトリウムによる補正は、心停止に対しルーチンに投与されることは推奨されない。心停止前から存在する代謝性アシドーシスに限り1Eq/kg静脈内投与する。




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