2015年8月7日金曜日

■Immunonutrition:免疫賦活栄養

近年注目されている手術や外傷などの侵襲を受けた、あるいはこれから受けようとしている患者に対して、免疫量の増強による感染症の発生予防や創傷治癒の促進などにより予後を改善させることを目的とした栄養法をimmunonutrition(免疫賦活栄養)という。
Immunonutritionには、栄養ルートとしての経腸栄養、グルタミンやアルギニンといったアミノ酸、n-3系脂肪酸、核酸、タンパク同化ホルモンの成長やinsulin like growth gactor 1(IGF-1)などが含まれる。

各種immunonutritionの効果



経腸栄養

・腸管バリア機能の維持

bacterial translocationの防止

・タンパク代謝改善

・免疫能の増強

・サイトカイン産生のモジュレーション

グルタミン

・腸管バリア機能の維持

bacterial translocationの防止

・タンパク代謝改善

・免疫能の増強

アルギニン

・免疫能の増強

・成長ホルモンなど下垂体ホルモンの分泌増加

・NOの基質

-3系脂肪酸

PGE2産生抑制による免疫能の増強

中鎖脂肪酸(MCFA)

腸管萎縮の防止

核酸

細胞性免疫の増強

ビタミンC・E

抗酸化作用

タンパク同化ホルモン

タンパク代謝の改善

免疫能の増強

 

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