▽Settings:設定
面談は、その場を設定することから始まる。プライバシーのある環境で、大切な人(近親者など)の同席を促し、席についいて、十分な時間をもって話すようにする。中断することがないように、PHSやポケットベルが鳴らないような配慮も必要である。
▽Perception:認識
病状をどの程度理解しているかを認識する。「現在のご病気をどのように理解されていますか!?」などといったopen
endedな質問(開かれた質問)をすることで、相手の表現を容易にする。
▽Invitation:確認してinvitationを受けること
意思決定に関する希望の確認をする。知りたくない権利にも配慮するために「検査の結果をどのように説明すればよろしいでしょうか。すべてをお伝えして、今後の方針について相談していってよろしいでしょうか」と尋ねるといった方法がある。
▽Knowledge:情報提供
情報提供の主眼は、相手にりかいしてもらうことである。専門用語や大げさな表現を避けることはもちろん、理解度を確認しながら話すことが肝要である。
▽Empathy and Exploration:共感と探索
患者の気持ちを理解し、それと向き合うことが、悪い知らせを伝える中で最も難しい場面である。患者は、ショック・不安・苦悩・孤独感などを感じている。まずは、心情をよく観察し、理解し、その原因を考え(多くの場合は悪い知らせを伝えたことであるが)、その気持ちが了解可能なものであり、共感できることを伝える必要がある。
▽Strategy and Summary:戦略と要約
将来が予期できることによって不安が和らぐことがある。まずは、次の治療方針について検討する準備ができているかを尋ねる必要がある。準備ができていない場合は、別の機会を設けることを伝える。準備ができている場合は、具体的な選択肢を示し、その長所や短所などを図などを用いて説明し、理由とともに自分の推薦する治療方法を提示する。≪相互リンク≫
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