これは短い治療期間で薬剤を中止すると再発しやすいという報告に基づいている。
断薬後の再発は中止後の2年以内に集中すると言われており、この2年を乗り切れば再発の危険はかなり少ないとされる。
発作が長期間抑制できている場合には、患者本人と家族と話し合った上で治療終結の選択を行う。
治療終結を希望しない場合には、薬物の副作用がなく、妊娠の予定がない限り単剤小用量での治療継続が勧められる。
≪抗てんかん薬中止のポイント≫
・てんかん、てんかん症候型診断の確定(全般発作の予後は一般的に良好、部分発作は再発率高い)
・病因、神経学的異常、知的障害がないほうがよい
・発作の回数、抑制の期間
・発作消失が最低2年間
・発作発症年齢:小児期発症ほど中止の可能性が高い
・脳波:てんかん発作性脳波の消失
・社会因子の考慮:小児は在学中、女性は結婚,妊娠前
・抗てんかん薬は時間をかけて漸減し脳波をモニター
≪相互リンク≫
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