2015年8月18日火曜日

■骨量測定法の特徴




方法

原理

測定部位・特徴

二重エックス線吸収法

(DXA)

2種の異なるエネルギーのエックス線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差により骨密度を測定する。

≪測定部位≫

腰椎・大腿骨・全身骨・橈骨・踵骨

≪特徴≫

・高頻度

・迅速

・被爆が少ない

・骨密度測定の基準

・装置が高価

マイクロデンシトメトリ

(MD)

暑さの異なるアルミニウム板と手を並べて通常のエックス線写真を撮影し、写真上のアルミニウムの光学的濃度を基準に骨密度を測定する。

≪測定部位≫

第二中手骨

≪特徴≫

・体幹部への被爆がない

・スクリーニングに用いられる

・精度が低い

定量的超音波測定法

(QUS)

超音波の伝播速度と減衰率により骨を評価する。

≪測定部位≫

踵骨(脛骨・指骨)

≪特徴≫

・被爆がない

・簡便

・精度が高くない

定量的CT測定法

(QCT)

CT装置による三次元骨密度測定。

≪測定部位≫

腰椎・橈骨・脛骨

≪特徴≫

・海綿骨骨密度を選択的に測定できる

・被爆量が多い

・精度が低い



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