2015年8月4日火曜日

■注射事故を防ぐための6つのRと8つのR

注射事故を防ぐためには、投薬時の6つの正確性がの確認が大事です。
さらに、海外では8つのRが提唱されています。
 

≪6R≫


   正しい薬物(Right Drug)

   正しい量(Right Dose)

   正しい方法(Right Route)

   正しい時間(Right Time)

   正しい患者(Right Patient)

   正しい記録(Right Report)

 
 

≪8R≫


   Right patient  
・オーダー名と患者名のチェック
2名で確認
・患者に直接確認
・可能であれば確認システムでチェック(バーコードによる認証など)

   Right medication
・薬品ラベルの確認
・オーダー確認

   Right dose
・オーダー確認
・薬品情報を参照し、投与量の妥当性確認
・必要ならば、他のスタッフの計算により投与量の確認

   Right route
・オーダーのルートを確認
・患者が正しいルートによって薬物治療を受けることができることを確認

   Right time
・投与間隔の確認
・正しい時間に正しい投与量が実施できるか確認
・前回量を確認

   Right documentation
・投与後の文書化
・ルートおよび他の具体的情報をチャート化(投与前にチェックすべき注射部位、臨床検査値、バイタルサイン)

   Right reason
・科学的根拠を確認。患者の病歴は!?患者にこの薬物治療は必要か!?
・長期の投与では根拠を再確認。

   Right response
・薬が効果に結びつくことを確認。(降圧剤投与時、血圧は改善しているか!?)
・患者、および看護介入のモニタリングを文書化




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