2015年5月18日月曜日

■ステロイドを中止する際なぜ減量しながら中止するのか!?

ステロイド剤を多量に投与すると副腎皮質からのホルモン分泌機能が低下します。
また、長期投与すると徐々に副腎が委縮することがあります。
そのため、ステロイド剤の急激な中止や減量は体内の副腎皮質を枯渇させ、強い倦怠感・吐き気・嘔吐・頭痛・血圧低下などのステロイド離脱症候群と称される症状が出現します。
さらに、もともと治療すべきであった疾患を悪化(リバウンド)させることもあります。
このためステロイド剤の離脱に際しては、急激な中止・減量をせずに症状を考慮しながら少量ずつ段階的に減量するなどの治療計画を立てて減量していくことが必要です。



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