致死的な不整脈がなければ救急度は低い。
しかし、ジギタリス製剤を使用している場合や致死性不整脈を認める場合には救急対応が必要となる。
高度の低カリウム血症では重症不整脈(VFやVT)、そしてPEAまたは心静止となる。
救急対応としてのKの静脈内投与は、不整脈が存在するか、または低カリウム血症が重篤な場合(血清K濃度2.5mEq/L未満)に適応となる。
この場合、心電図でモニターしつつ緩徐な補正(最大10〜20mEq/時で持続静脈内投与)が望ましい。
しかしながら、低カリウム血症による心停止には、K10mEqを5分かけて静脈内投与し、必要に応じてもう1回投与する。
ただし、Kの静脈内投与を治療目的で意図して行った理由を診療録に記載する。
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