炎症反応
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CRP
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短期間の指標。
発症後6〜12時間で増加。
回復後24時間内に減少。
正常:0.3mg/dl以下。
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ESR
(赤血球沈降速度)
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長期間の指標。
男:15mm以下は正常。
女:20mm以下は正常。
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貧血
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赤血球数、Ht、Hb
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慢性炎症状態による鉄非利用性の貧血を起こしやすい。
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免疫反応
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リウマトイド因子
(RF)
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免疫グロブリンIgGのFc部分に対する自己抗体。RA患者血清の70〜80%に認められる。RAの関節液内ではIgG-RFの産生が亢進しており、RFは免疫複合体を形成。補体を活性化し、組織障害を起こす。
RA・慢性感染症・慢性肝疾患でも陽性。
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抗CCP抗体
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RFと同様自己抗体の一つ。
RAに対する疾患特異性が90%以上。
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MMP-3
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滑膜や血清中にある蛋白分解酵素。関節軟骨破壊に関与するため上昇。変形性関節症や外傷性関節炎や痛風などでは上昇をみない。
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抗核抗体
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細胞の核に対してできる自己抗体。
RAで20%が陽性。
全身性エリテマトーデスで80%。
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免疫複合体
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関節液に見つかることが多い。
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補体
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正常値:30〜44U/ml。
RAではあまり変化せず。
全身性エリテマトーデスでは低下。
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β-Dグルカン
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真菌の細胞壁に含まれる成分深在性真菌症の診断。
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血清蛋白分画
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蛋白質アルブミン
グロブリン
(α1、α2、β、γ)
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RA:α2とγが増加。
炎症が慢性で活発な場合はγが増加。
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▽関節液の検査
通常の関節液は黄色透明で、ムチンを多く含むため適度な粘りを有している。しかし、RAになると、関節液は白く濁る。またムチンが減少するため、粘り気が低下する。RAの場合、関節液中にも炎症反応を示す白血球の増加傾向、リウマチ因子、免疫複合体が発現する。
▽X線検査
診断の確定のほか、病気の進行、初期段階の関節の変化も発見できる。エックス写真の特徴は、関節裂隙の狭小化、手足の関節の変形(尺側偏位)、骨びらん、骨のう胞状陰影などである。20〜30%は一過性に発症し軽快するが、80%程度は進行性に経過する。変形性関節症でよく見ることがある骨棘、骨硬化はRAでは通常は見られない。≪相互リンク≫
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