『セルフメディケーションとは!?』
WHOの定義によれば、セルフメディケーションとは『自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること』とあります。
セルフメディケーションには、『病気を自分で治す』というよりは、『病気にならないように健康を維持する』という意味が強く込められています。
『スイッチOTC』
スイッチOTC薬とは、医療用医薬品として長い間使われた上で安全性が高いと認められ、一般医薬品としての市販が許可あされた薬を指します。
医療用医薬品と同じ成分を含んでいるため、従来の一般用医薬品よりも効き目が強く効果的だとも言われています。
現在では、目薬・水虫薬・アレルギー薬・鎮痛薬・胃薬など幅広い分野の薬がスイッチOTC薬として販売されています。
ガスターという胃薬がスイッチOTC薬として登場したのは有名でした。
ガスターはH2ブロッカーという制酸剤ですが、それまでH2ブロッカーは一般用医薬品として市販されたことがなかったため、画期的だということで話題となりました。
セルフメディケーションという言葉に代表されるように、自分の健康は自分で守ろうという時代の大きな流れがあります。
この背景には、社会の高齢化や増大する医療費の問題があります。
軽い症状に自分の判断で対処できるスイッチOTC薬は今後も増える傾向にあり、その活用が期待されます。
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