MSD
≪一般名≫
オマリグリプチン
≪発売予定≫
2015年11月
≪効能・効果≫
2型糖尿病
≪用法・用量≫
通常、成人にはオマリグリプチンとして25mgを1週間に1回経口投与する。
≪概要≫
マリゼブは、米国メルク社で開発された週に1回投与の持続性選択的DPP-4阻害剤である。
≪薬理作用≫
本剤は、DPP-4のペプチダーゼ活性を阻害することで、インクレチン(GLP-1、GIP)のDPP-4による分解を抑制する。これにより、活性型インクレチン濃度を上昇させ、血糖依存的にインスリン分泌促進作用およびグルカゴン濃度低下作用を増強し血糖コントロールを改善する。
≪特徴≫
本剤は、肝臓での代謝をほとんど受けず、未変化態として体内に幅広く分布する。そのため、血流により腎臓へ移行する薬物量は少なく、単位時間当たりの濾過量が少ないと考えられている。また、本剤の消失は主に腎排泄によるものであるが、本剤の高い膜透過性により腎臓で受動的に再吸収され、体内循環を繰り返すと想定されている。本剤は、未変化態として体内で作用する薬剤であり、これらのメカニズムにより長時間作用が持続し、週1回投与を実現していると考えられている。
≪同系統薬剤の薬価≫
・マリゼブ錠12.5mg:543.3円/1錠・マリゼブ錠25mg:1015.3円/1錠
・ザファテック錠50mg:559.2円/1錠
・ザファテック錠100mg:1045.1円/1錠
・トルリシティ0.75mg:3586円/1キット
・ビデュリオン2mg:3586円/1キット
※参考:各薬剤インタビューフォーム
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