散剤は、もとの薬に乳糖やデンプンを混ぜて薄めてあり、また薬によって混合するものの量が違っています。
ex)ムコダイン散50%、アスベリン散10%に設定されている場合、
ムコダイン散1g=ムコダイン0.5gアスベリン散0.4g=アスベリン0.04g
となり、ムコダイン散で処方されても、ムコダインで処方されても、2つの処方箋の意味は、全く同じということになります。
処方箋をよく見て間違いないようにしなくてはなりません。
かつて使われていた『倍散』という言葉は『希釈した倍数』を表したもので、例えば10倍に薄めると『10倍散』、100倍に薄めると『100倍散』という表現が使われていました。
しかし、医療事故を防ぐためによりわかりやすくするという目的で、第十四改正日本薬局方の改正時に%表示が義務付けられ、現在では10倍に薄めたものは『10%』、100倍に薄めたものは『1%』に変更されています。
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