2013年9月7日土曜日

■コムタンの最大の売りは、 L-ドパの最高血中濃度を上げずに、血中半減期を延長する!!


■コムタン錠
 レボドパを体内で分解してしまう「COMT(コムト)」という酵素の働きを抑える薬。
 酵素COMT(コムト)を阻害することでレボドパが体内で分解されにくくなるため、レボドパが脳内に届きやすくなり、ドパミンの効き目が長く続きます。
 パーキンソン病において最も重要かつ基本的な薬は“レボドパ”です。このレボドパの問題点として、長期服用により効き目が落ちてしまう ということがあります。効いている時間が短くなり、次の服薬前に病気の症状(ふるえ・こわばり・動作緩慢)が出てしまうのです(wearing-off現象)。
 このお薬は、レボドパが効いている時間を延ばします。1日平均1.4時間延ばすことが臨床試験で示されています。単独では効果がありませんので、必ずレボドパ製剤(レボドパ・DCI配合薬)と一緒に飲むようにします。併用することにより、パーキンソン病における日内変動(wearing-off現象)の改善効果が期待できます。

◇コムタンの最大の売りは、 L-ドパの最高血中濃度を上げずに、血中半減期を延長する!!

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