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2014年1月25日土曜日

■感染経路別予防策:接触予防策

接触予防策
接触感染は、 直接又は第三者及び環境水平面を介し伝播し、患者周囲の物品との接触や診療・処置時、体位変換などの介護、清掃などで感染します。
・環境水平面:ベッドや机など。
接触予防策が対象とする主な病原体は、多剤耐性菌やクロストリジウム・ディフィシル、腸管出血性大腸菌などの細菌、しらみや疥癬虫などの寄生虫です。
接触予防策が対象とする主なウイルスは、A型肝炎ウイルスやロタウイルス、RSウイルスなどです。
接触予防策が必要な患者さんは、急性期病院では、可能な場合は「個室隔離」しますが、個室が少ない場合は排膿や失禁がみられる患者を優先して「個室隔離」し、同じ病原体の場合は「集団隔離」します。
また、同じ病原体でない患者さんがいる場合は、免疫不全者と同室にせず、ベッドの距離を1mとし、隣のベッドとカーテンで隔離し患者のケアごとに個人用防護具を交換し、手洗いをします。
カーテンに触れる際は、できるだけマスク、手袋を着用します。
長期療養型施設では、ケースバイケースで、個室隔離を検討します。
診療所では、患者さんをすぐに診察室に入れます。
患者さんの皮膚や患者さんの近くの器具にさわる、あるいは触れる可能性があるときは、手袋を使用します。
また、手袋は病室に入るときに着用し、患者ケアが終わったら、ただちに手袋は外します。
なお、患者さんに接触する前後には、例え手袋を使用しても必ず手指衛生が必要です。
白衣が患者や汚染した環境表面、患者近くの器具に直接接触すると予想されるときは、ガウンを使用します。
また、ガウンは病室に入るときに着用し、病室を出る前に脱ぎます。脱いだ後に、白衣や皮膚が汚染していないかを確認します。
なお、患者さんに接触する前後には、必ず手指衛生が必要です。
患者ケア用の器具は、標準予防策に従って取り扱います。
次の3つが対策のポイントとなります。
①採血ホルダーやマスク、手袋などの使い捨て用具を使用します。
②患者専用の器具(聴診器や体温計など)を使用します。
③複数の患者に使用しなければならない場合は、使用前に擦式消毒します。

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2014年1月24日金曜日

■感染経路別予防策:飛沫予防策

≪飛沫予防策≫
飛沫感染は、直径5μm以上の飛沫が、短時間浮遊、落下することにより伝播し、咳、くしゃみ、会話、気管吸引などの処置時に感染します。
飛沫予防策が対象とする主な感染症及び病原体は、インフルエンザ菌や髄膜炎、敗血症、風疹ウイルスによる風疹などです。
飛沫予防策が必要な患者さんは、原則個室隔離ですが、大部屋しか利用できない場合は、同じ病原体による感染症の患者同士の集団隔離を行います。
また、個室隔離ができない場合は、ベッドの距離を1mとし、隣のベッドとカーテンで隔離すること(飛沫拡散予防)も有用です。
複数のスタッフが頻繁にカーテンに触れるため、カーテンはつねに汚染されていることを認識しておくことが重要です
カーテンに触れる際は、できるだけマスク、手袋を着用します。
病室又は仕切られた区域に入る際には、サージカルマスクを着用します。
手袋やエプロンとともに、サージカルマスクも病室の前に設置し、いつでもサージカルマスクを使用できる環境にしておきます。
また、飛沫予防策が必要な患者さんの病室前やベッド前にラベルを掲示し、飛沫予防策が必要な患者情報を共有することが重要です。


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2014年1月23日木曜日

■感染経路別予防策:空気予防策

≪空気予防策≫
空気感染は、直径5μm未満の飛沫核が、長時間空中を浮遊することにより伝播し、咳やくしゃみ、会話、気管吸引などの処置時に感染します。
空気予防策が対象とする主な感染症は、「麻疹」「水痘」「結核」です。
空気予防策は、患者配置と換気により空気の流れを管理し、個人用防護具により吸入を防止します。
空気予防策のために、医療従事者及び患者が使用しなければならないマスクは、
『医療従事者がN95マスク』
『患者がサージカルマスク』
です。
吸入の防止のため、医療従事者は、0.3μmの微粒子の吸着が可能な「N95マスク」を着用します。
一方、患者さんには検査や処置などで病室外に出る際には、「サージカルマスク」を着用していただきます。
 

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