今日は薬の副作用に関するトピックスです。
医師の処方による薬で成人の30%が副作用を経験していることが薬の適正使用競技会の調査でわかった。前回の1999年の調査に比べて9ポイント減少しており、同協議会は副作用への意識の高まりを受け、医師や薬剤師が以前より丁寧に薬の説明をし、患者も気をつけるようになったためではないかとしている。
調査は昨年10月全国の20~69歳の2000人にFAXで実施し、80.4%の1607人の回答を得た。
薬を飲んで発疹がでたり、胃がもたれたりといった副作用の経験者は30%で、未経験者は70%だった。処方薬の説明を『十分に受けた』のは44%で、前回調査より16%増。『少し受けた』は49%。『全く受けなかった』は6%だった。だが薬の中で知りたい情報として『副作用』をあげたのは70%に上ったのに対し、実際に副作用の説明を受けたのは27%にとどまり、医師や薬剤師と患者の意識のズレが浮き彫りになった。
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