【タミフル脱カプセル細粒の考え方】
タミフルドライシロップ3%は、1g中にオセルタミビルという成分が30mg含まれています。3%の細粒を作るのであれば、要は1g中にオセルタミビルを30mg含有している細粒ができればいいということです。
ちなみにタミフルカプセルは、1カプセル中に75mgオセルタミビルを含有しています。
例えば、タミフルカプセル75mgを4カプセル脱カプセルし、乳糖なりの添加物を加え全量10gにしてみます。するとその中には、10g中にオセルタミビルが75mg×4=300mg含まれていることになります。
300mg/10g⇒30mg/1g⇒3%散=タミフルドライシロップ3%と同じ濃度になります。
・タミフルドライシロップ3%:30mg/1g
・タミフル脱カプセル細粒:(75×4)300mg/10g⇒30mg/1g
【タミフル脱カプセル細粒の作り方】
タミフルカプセル4カプセルを脱カプセルします。それに乳糖を加え全量を10gとします。〔タミフル1カプセルの全量は、165mgです。タミフル4カプセルでは、0.165g×4=0.66g。10-0.66g=9.34g。乳糖は、9.34g加えればいいということになります。〕2種類の粉が混ざるようによく混ぜます。
これで、タミフル脱カプセル細粒3%散の出来上がりです。
◇この細粒は、ドライシロップに比べて苦味があります。小さなお子様が、飲めるように工夫しないといけませんね。
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