薬剤師の話
病院で働いている薬剤師が、薬や医療についての情報などを配信していきます。 講演や執筆依頼などは、rodvmaj@yahoo.co.jpまで気軽にご連絡ください。
2017年8月26日土曜日
■クラビット(レボフロキサシン)点滴静注と経口剤の体内動態はほぼ同じ!?
【クラビット(レボフロキサシン)の体内動態】
▽クラビット点滴静注
・
Tmax
:
1.00
±
0.00hr
・
T1/2
:
8.05
±
1.54hr
・排泄:
72
時間までの未変化体の尿中排泄率は、
93.9
%
▽クラビットの経口剤(
500mg
)
・
Tmax
:
0.99
±
0.54hr
・
T1/2
:
7.89
±
1.04hr
・排泄:
72
時間までの未変化体の尿中排泄率は、
83.76
%
クラビット点滴静注と経口剤の体内動態はほぼ同様です。
≪相互リンク≫
薬剤師の話ブログ
病院薬剤師日記:田浦マインドブログ
薬剤師の話:facebookページ
病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
2017年8月25日金曜日
■麻薬の投薬期間制限≪投薬量又は投与量が30日分を限度とされている麻薬一覧:2017.7≫
≪投薬量又は投与量が
30
日分を限度とされている麻薬一覧:
2017.7
≫
・アンペック注
10
mg、
50
mg、
200
mg
・アンペック坐剤
10
mg、
20
mg、
30
mg
・MSコンチン錠
10
mg、
30
mg、
60
mg
・MSツワイスロンカプセル
10
mg、
30
mg、
60
mg
・オキシコドン錠
2.5
mg、
5
mg、
10
mg、
20
mg
・オキシコドン徐放錠
5
mg、
10
mg、
20
mg、
40
mg
・オキシコドン徐放カプセル
5
mg、
10
mg、
20
mg、
40
mg
・オキシコンチン錠
5
mg、
10
mg、
20
mg、
40
mg
・オキノーム散
2.5
mg、
5
mg、
10
mg、
20
mg
・オプソ内服液
5
mg、
10
mg
・カディアンカプセル
20
mg、
30
mg、
60
mg
・コデインリン酸塩原末
・コデインリン酸塩散
10
%
・コデインリン酸塩錠
20
mg
・コデインリン酸塩水和物原末
・ジヒドロコデインリン酸塩原末
・ジヒドロコデインリン酸塩散
10
%
・デュロテップMTパッチ
2.1
mg、
4.2
mg、
8.4
mg、
12.6
mg、
16.8
mg
・パシーフカプセル
30
mg、
60
mg、
120
mg
・ピーガード錠
20
mg、
30
mg、
60
mg、
120
mg
・フェンタニル注射液
0.1
mg、
0.25
mg、
0.5
mg
・フェンタニル
1
日用テープ
0.84
mg、
1.7
mg、
3.4
mg、
5
mg、
6.7
mg
・フェンタニル
3
日用テープ
2.1
mg、
4.2
mg、
8.4
mg、
12.6
mg、
16.8
mg
・フェントステープ
1
mg、
2
mg、
4
mg、
6
mg、
8
mg
・プレペノン注
50
mg、
100
mgシリンジ
・モルヒネ塩酸塩錠
10
mg
・モルヒネ塩酸塩水和物原末
・モルヒネ塩酸塩注射液
10
mg、
50
mg、
200
mg
・モルペス細粒
2
%、
6
%
・ワンデュロパッチ
0.84
mg、
1.7
mg、
3.4
mg、
5
mg、
6.7
mg
≪相互リンク≫
病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
薬剤師の話ブログ
病院薬剤師日記:田浦マインドブログ
薬剤師の話:facebookページ
■麻薬の投薬期間制限≪投薬量又は投与量が14日分を限度とされている麻薬一覧:2017.7≫
≪投薬量又は投与量が
14
日分を限度とされている麻薬一覧:
2017.7
≫
・アブストラル舌下錠
100
μg、
200
μg、
400
μg
・アヘン末
・アヘン散
・アヘンチンキ
・イーフェンバッカル錠
50
μg、
100
μg、
200
μg、
400
μg、
600
μg、
800
μg
・オキファスト注
10
mg、
50
mg
・オピスタン原末
・コカイン塩酸塩原末
・タペンタ錠
25
mg、
50
mg、
100
mg
・ドーフル散
・ナルサス錠
2
mg、
6
mg、
12
mg、
24
mg
・ナルラピド錠
1
mg、
2
mg、
4
mg
・パビナール注
・パンオピン
・メサペイン錠
5
mg、
10
mg
・メテバニール錠
2
mg
≪相互リンク≫
病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
薬剤師の話ブログ
病院薬剤師日記:田浦マインドブログ
薬剤師の話:facebookページ
2017年7月30日日曜日
■薬学におけるT1/2(半減期)とは!?
薬学における半減期とは、薬成分の血中濃度が半減するまでの時間のことを指します。
血中
(
濃度
)
半減期、消失半減期とも言い、文章上では、
T1/2
あるいは
t1/2
、
T-half
と表記されることもあります。
一般に成分の血中濃度が最高値の半分以下になると離脱症状が出やすくなることから、薬が生体に作用する(体内動態)時間の目安とされているが、薬の血中濃度が下がる時間と言うのは個人差や環境(発汗や運動、飲食など)による差異が大きく、あくまでも目安に過ぎません。
薬を飲んだ瞬間を
0
時間とした場合、薬成分の血中濃度はある程度の時間が経過した後に最高血中濃度
(Cmax)
に達します。
Cmax
にいたるまでにかかる時間を最高血中濃度到達時間
(Tmax)
と呼び、その後は一般に、薬成分の血中濃度は徐々に低下していきます。この血中濃度が低下していく過程において、ある時点の濃度から濃度が半減するまでにかかる時間が半減期
(T1/2)
です。血中濃度が下がる理由はほとんどの場合、肝臓などで代謝されたり尿や便で排出されるためです。
≪相互リンク≫
病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
薬剤師の話ブログ
病院薬剤師日記:田浦マインドブログ
薬剤師の話:facebookページ
2017年7月27日木曜日
■シプロキサン注(一般名:シプロフロキサシン注)は、希釈しないといけないの!?
シプロキサン注は、点滴静注局所の血管痛や静脈炎の危険を軽減する為に、原則希釈して
1
時間かけての投与を推奨している。
希釈に要する補液量としては、
200mg
製剤と
300mg
製剤のどちらに関しても、
1
時間投与に適した
1
袋あたり約
100mL
での希釈が望ましい。
なお、著しい水分制限のかかっている患者の場合、希釈せずに投与する事も可能であるが、その際はできるだけ太い静脈から、
1
時間かけて投与して頂きたい。
回答:バイエル薬品
≪相互リンク≫
病院薬剤師 田浦マインド YOU TUBEチャンネル
薬剤師の話ブログ
病院薬剤師日記:田浦マインドブログ
薬剤師の話:facebookページ
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
投稿 (Atom)