2017年3月8日水曜日

■不眠症に使用される漢方薬の使い分け

【入眠障害】
≪黄連解毒湯≫
体力中等度以上、のぼせぎみで顔色が赤く、いらいらして落ち着かない。

≪酸棗仁湯≫
体力中等度以下、心身が疲れ、精神不安、不眠症がある。

≪抑肝散加芍薬黄連≫
体力中等度以上、神経の高ぶりが強く、怒りやすい、いらいらなどがある。

【熟眠障害】
≪加味帰脾湯≫
体力中等度以下、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴う。

≪柴胡加竜骨牡蛎湯≫
体力中等度以上、精神不安、動悸、不眠、便秘などを伴う。

≪抑肝散≫
体力中等度、神経が昂り、怒りやすい、いらいら感がある。

【中途覚醒・早朝覚醒】
≪加味逍遥散≫
体力中等度以下、のぼせ感、肩こり、易疲労、精神不安やいらだち、便秘傾向がある。


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