クラビットは、金属イオン含有製剤とキレートを形成し、クラビットの吸収が低下すると考えられています。
クラビット経口剤(100mg)投与と金属イオン含有製剤の併用について、健常成人を対象としたクロスオーバー試験結果では、レボフロキサシンの吸収が低下し、血中濃度が低下することが文献報告にて示唆されております1)。
・アルミニウムについてはCmax約65%の低下、AUC約44%の低下
・マグネシウムについてはCmax約38%の低下、AUC約22%の低下
・鉄についてはCmax約45%の低下、AUC約19%の低下
金属イオン含有製剤と併用する場合は、クラビットを先に投与し、1~2時間後に金属イオン含有製剤を投与してください。
もし先に金属イオン含有製剤を投与した場合には、最低3~6時間あけることと報告されています2) 。
なお、500mg1日1回投与データはありませんが、クラビット経口剤(100mg)と同様と考えます。
なお、500mg1日1回投与データはありませんが、クラビット経口剤(100mg)と同様と考えます。
引用文献:
1)Shiba K et al.:Antimicrob Agents Chemother 1992;36(10):2270-2274
2)伊藤由紀 ほか:医薬ジャーナル 2001;37(12):3598-3603
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1)Shiba K et al.:Antimicrob Agents Chemother 1992;36(10):2270-2274
2)伊藤由紀 ほか:医薬ジャーナル 2001;37(12):3598-3603
参考:第一三共医薬情報提供
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