■人から人へうつる皮膚感染症にかかっている子供は、学校などのプールに入ってもよいのか！？

『学校感染症』に指定されている4疾患について

1.伝染性膿痂疹[とびひ]

かきむしったところの浸出液、水疱内容などで次々にうつる。プールの水ではうつらないが、触れることで症状を悪化させたり、他の人にうつす恐れがあるため、プールや水泳は治るまで禁止。

2.伝染性軟属腫[みずいぼ]

プールの水ではうつらないので、プールに入っても構わない。ただし、タオル、浮輪、ビート版などを介してうつることがあるので、これらを共用することはできるだけ避ける。

3.頭虱[あたまじらみ]

アタマジラミが感染しても、治療を始めればプールに入っても構わない。ただし、タオル、ヘアブラシ、水泳帽などの貸し借りはやめておく。

4.疥癬[かいせん]

肌と肌の接触でうつる。ごく稀に衣類、寝床、タオルなどを介してうつることがあるが、プールの水でうつることはないので、治療を始めればプールに入っても構わない。

 

[参考]

◆日本皮膚科学会ホームページ
◆日本臨床皮膚科医会ホームページ
◆日本小児皮膚科学会ホームページ


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