2013年10月19日土曜日

■褥瘡は、なぜにおうのか?

【褥瘡は、なぜにおうのか?】
■たんぱく質というのは、アミノ酸が結合したものです。
■アミノ酸は、アミノ基:NH2とカルボキシル基(COOH)を持っています。
■アミノ基:NH2⇒アンモニア:NH3に変わる⇒においます。
■カルボキシル基:COOHを持つ酸⇒酢酸:CH3COOHなど⇒においます。
■たんぱく質が分解すると嫌なにおいがでてきます。
臭いも決して悪いものでは、ありません。
■皮膚のたんぱく質は、においやすい構造をしています。
・角質・毛は、システイン(硫黄含有)を多量に含む
・硫黄の化合物はにおいます(例)硫化硫黄)
⇒皮膚が融解するとにおいがきつくなります。

■皮膚融解は、感染でも浸潤治療でも起こります。
・『感染している創はにおう』は、おおむね正しいです。
・『におう創は感染している』とは限りません。

■浸潤治療が感染しやすいということはありません。


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