てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する単剤療法又は併用療法により、発作抑制効果を示しました。 日中共同第Ⅲ相試験において、ビムパット200mg/日群のラモトリギンとの併用を除き、いずれの抗てんかん薬*1との併用でも、部分発作を抑制しました。 臨床薬物相互作用試験において、抗てんかん薬を含む主要薬物*2との相互作用は認められませんでした。 安全性 [単剤療法]
承認時までの、ラコサミドとして200mg/日から600mg/日注)が投与された国際共同第Ⅲ相試験及びそれに続く長期継続投与試験における安全性解析対象例444例(日本人症例7例含む)のうち、181例(40.8%)に副作用が認められました。主な副作用は、浮動性めまい(8.3%)、疲労(5.6%)、傾眠(5.0%)、頭痛(4.1%)、悪心(4.1%)等でした。また、主な臨床検査値異常(副作用)は、γ-GTP増加(1.6%)でした。
注)本剤の承認された1日最高用量は400mg/日です。
[併用療法]
承認時までに日本及び中国で実施したプラセボ対照比較試験及びそれに続く長期継続投与試験における安全性解析対象例527例(日本人139例を含む)のうち、313例(59.4%)に副作用が認められました。主な副作用は、浮動性めまい(27.5%)、傾眠(10.4%)、頭痛(5.9%)、嘔吐(5.9%)、悪心(5.5%)等でした。また、主な臨床検査値異常(副作用)は、白血球数減少(3.4%)でした。
重大な副作用として、房室ブロック、徐脈、失神、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、薬剤性過敏症症候群、無顆粒球症が報告されています。*1:カルバマゼピン、バルプロ酸製剤、レベチラセタム、ラモトリギン、オクスカルバゼピン、トピラマート、フェニトイン製剤、フェノバルビタール製剤
*2:カルバマゼピン、バルプロ酸、オメプラゾール、ミダゾラム、ワルファリン、ジゴキシン
参考:第一三共医薬品情報提供
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