・初回投与時にはアナフィナキシー症状が出現する可能性があるため、投与開始から60分間は十分な観察を行い、異常時には俊敏に対応する。
・開始後、5分間はベッドサイドを離れず、患者の状態を観察する。
・患者の手の届く位置にナースコールを置く。
【観察のポイント】
≪全身症状≫
熱感、不安、不快感、無力感、発汗、悪寒
≪皮膚症状≫
発赤、発疹、蒼白、皮膚疼痛、掻痒感、口腔・咽頭部異常感、眼瞼浮腫
≪呼吸器症状≫
咳嗽、くしゃみ、嗄声、喘鳴、鼻閉、咽頭狭窄感、胸部絞扼感、呼吸困難、チアノーゼ
≪消化器症状≫
悪心、嘔吐、下痢、腹痛、腹鳴、腹部蠕動、異味感
≪循環器症状≫
動悸、頻脈、胸内苦悶、血圧低下、脈拍微弱、ショック
≪神経症状≫
しびれ感、頭痛、眩暈、耳鳴り、痙攣、意識障害
以上のような症状が出現した場合は、直ちに投与を中止し、医師に報告して指示に従う。
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