2017年4月25日火曜日

■肺高血圧症とは!?

≪定義≫
肺高血圧症(PH)とは、安静時に右心カテーテル検査を用いて実測した肺動脈平均圧(meanPAP)25mmHg以上の場合。

≪診断≫
右心カテーテル検査は、肺高血圧症の正確な病態評価を行うための現在の世界標準である。

≪肺高血圧症の経過≫
1.肺血管拡張能の低下および血管収縮がPH経過の早期に起こる。
2.肺動脈壁の硬化と肥厚(血管リモデリング)によって肺血圧がさらに上昇する。
3.狭くなった動脈に血圧を送り出すため、右心により大きな負担がかかる。
4.最終的に、右心は肥大し、その結果、血液を肺に送り出せなくなる。
5.心不全をきたり、死亡に至る。



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