2014年7月21日月曜日

■肝不全用経腸栄養剤の組成:アミノレバンEN・ヘパンED


 
アミノレバンEN(3包)
ヘパンED(2包)
常用投与量
150(3)/
160(2)/
エネルギー(kcal)
630
620
タンパク質()
40.5
22.4
結晶アミノ酸
19.5
22.4
BCAA量
・イソロイシン
・ロイシン
・バリン
18.2
6.1
6.8
5.4
10.9
3.5
4.2
3.2
AAA量
・フェニルアラミン
・チロシン
0.6
0.5
0.1
0.2
0.2
フィッシャー比
38
61
その他のアミノ酸
・アルギニン
・グリシン
・その他
21.5
2.6
5.2
13.7
11.2
3.5
0.9
6.8
 ゼラチン加水分解物
19.5
 カゼインナトリウム
1.5
糖質()
93.2(デキストリン)
123.4(デキストリン)
脂質()
10.5(コメ油)
5.6(ダイズ油)
Na(mg)
(mg)
Ca(mg)
Mg(mg)
Cl(mg)
(mg)
125.1
529.5
174.9
60.6
656.9
251.3
368.0
436.0
490.1
80.0
754.1
378.1
Zn(mg)
Fe(mg)
Mn(mg)
Cu(mg)
(μg)
2.6
3.9
0.6
0.4
28.7
7.2
2.1
0.6
0.4
50.1
ビタミン
各種
各種
特徴
・低たんぱく質の併用を想定し、総アミノ酸量を多め、フィッシャー非を少なめに想定。
・糖質を減量(DMの合併症が多いため)
・Naを減量(腹水を合併していることが多いため)
・長期投与の安全性が確立。
・フィッシャー比が高い。
・アルギニン、亜鉛を増量(尿素回路を活性化してアンモニア量を低下させる)
・窒素源が結晶アミノ酸のみで構成・食事との組み合わせが容易。
・グリシンを減量(アンモニアを産生しやすいため)


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