2026年6月11日木曜日

怒りの下に隠れている感情とは?|怒りは第二次感情|病院薬剤師が考えるアンガーマネジメント

 

はじめに

皆さんは、

「怒り」

という感情について考えたことはあるでしょうか。

  • イライラする
  • 腹が立つ
  • ムカつく
  • 許せない

私たちは日常的に怒りを感じています。

しかし、アンガーマネジメントを学ぶと、

実は怒りは感情のスタートではなく、

感情のゴール

であることが分かります。

つまり、

怒りの下には別の感情が隠れているのです。

今回は、

アンガーマネジメントの重要な考え方である

「怒りは第二次感情」

について考えてみたいと思います。


この記事でわかること

この記事では、

・第一次感情と第二次感情

・怒りの下に隠れている感情

・医療現場で起こりやすい怒り

・怒りとの上手な付き合い方

について考えていきます。


怒りは「第二次感情」

アンガーマネジメントでは、

怒りは

第二次感情

と考えられています。

つまり、

怒りの前に別の感情が存在するということです。

例えば、

患者さんから強いクレームを受けた時。

私たちは、

「腹が立った」

と感じるかもしれません。

しかし、

その前には、

  • 悲しい
  • 傷ついた
  • 不安
  • 困った
  • 驚いた

などの感情が隠れていることがあります。


第一次感情とは?

第一次感情とは、

怒りの前に存在する本来の感情です。

例えば、

不安

「本当に大丈夫だろうか」


悲しみ

「信頼していたのに」


困惑

「どう対応したら良いのだろう」


焦り

「時間がない」


恐れ

「患者さんに影響が出たらどうしよう」

こうした感情が積み重なり、

最終的に怒りとして表れることがあります。


医療現場でよくある例

後輩の報告が遅かった

表面

「なんで早く言わないの!」

本音

「患者さんに影響が出たらどうしよう」

「心配した」

「不安だった」


同じミスを繰り返された

表面

「何回言ったら分かるの!」

本音

「成長してほしい」

「安全に働いてほしい」

「期待している」


理不尽なクレーム

表面

「腹が立つ」

本音

「傷ついた」

「悲しい」

「認めてもらえなかった」


怒りの奥を見ると、

別の感情が存在していることがあります。


怒りだけを見ると本質を見失う

怒りの感情だけに注目すると、

私たちは相手を責めやすくなります。

しかし、

怒りの下にある感情を見ると、

少し違った景色が見えてきます。

例えば、

「後輩に怒っている」

と思っていたけれど、

実は、

「患者安全が心配だった」

のかもしれません。


自分の感情を言葉にしてみる

怒りを感じた時、

一度立ち止まって考えてみます。

私は何に怒っているのか?

ではなく、

本当は何を感じているのか?

と考えてみる。

すると、

  • 不安
  • 悲しみ
  • 焦り
  • 心配
  • 寂しさ

などが見えてくることがあります。

これが感情理解の第一歩です。


怒りの裏にある感情を伝える

例えば、

「何回言ったら分かるの!」

ではなく、

「患者さんへの影響が心配だった」

と伝える。

すると、

相手の受け取り方は大きく変わります。

怒りをぶつけるより、

本音を伝える方が、

相手に届くことがあります。


現場で感じること

病院で働いていると、

怒りの裏には、

患者さんへの思いや責任感があることが多いと感じます。

実際には、

「心配だった」

「困っていた」

「助けてほしかった」

という感情なのに、

それが怒りとして表れてしまう。

私自身も、

後から振り返ると、

怒りではなく不安だったと気づくことがあります。


まとめ

アンガーマネジメントでは、

怒りは

第二次感情

と考えます。

その下には、

  • 不安
  • 悲しみ
  • 焦り
  • 心配
  • 恐れ

などの感情が隠れています。

怒りを感じた時は、

「なぜ怒っているのか」

だけでなく、

「本当は何を感じているのか」

を考えてみる。

それが、

感情を上手に扱う第一歩になります。

病院薬剤師として私自身も、

怒りの奥にある感情に目を向けながら、

より良いコミュニケーションにつなげていきたいと思っています。

皆さんの最近の怒りの裏には、どんな感情が隠れていたでしょうか?

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