はじめに
ここまで、
「病院薬剤師が考えるアンガーマネジメントと医療安全」
というテーマで20本の記事を書いてきました。
アンガーマネジメントというと、
「怒らないための技術」
と思われることがあります。
しかし実際には、
怒りをなくすことではなく、
怒りを理解し、上手に付き合うための技術
です。
そして私は病院薬剤師として働く中で、
アンガーマネジメントは、
人間関係だけでなく、
医療安全にも深く関係していると感じています。
今回は、
これまでの記事を振り返りながら、
アンガーマネジメントと医療安全について改めて考えてみたいと思います。
第1章 怒りを知る
まずは、
怒りとは何かを理解することから始めました。
第1回
怒りは悪い感情ではない
第2回
なぜ人は怒ってしまうのか?
「べき」思考と怒りの正体
第3回
怒りの下に隠れている感情とは?
怒りは第二次感情
怒りの背景には、
不安や悲しみ、
期待や責任感があることを学びました。
第2章 怒りをコントロールする
怒りを理解した後は、
実践編です。
第4回
怒りのピークは6秒?
第5回
怒りの温度計
第6回
アンガーログのすすめ
怒りを客観視することで、
感情に振り回されにくくなることを学びました。
第3章 指導とハラスメントを考える
医療現場では、
指導が必要な場面があります。
しかし、
その伝え方を間違えると、
ハラスメントにつながることがあります。
第7回
指導とハラスメントの違いとは?
第8回
人前で叱るのはなぜ逆効果なのか?
感情をぶつけるのではなく、
相手の成長につながる関わり方が大切であることを考えました。
第4章 組織と怒り
怒りは個人だけの問題ではありません。
組織全体へ影響します。
第9回
怒りが伝染する職場、伝染しない職場
第10回
管理職こそアンガーマネジメントが必要な理由
第11回
怒りタイプ診断
職場文化やリーダーシップとの関係について考えました。
第5章 怒りとの上手な付き合い方
第12回
怒りを我慢するとどうなる?
第13回
心理的安全性とアンガーマネジメントの関係
第14回
アサーティブコミュニケーション
第15回
「まあ、いいか」が職場を救う
怒りを抑え込むのではなく、
適切に表現することの重要性を学びました。
第6章 人との関わり方
第16回
「聴く力」が怒りを減らす
第17回
なぜ「正しい人」ほど怒りやすいのか?
第18回
怒っている人にどう対応する?
怒りを理解するためには、
自分だけでなく、
相手を理解しようとする姿勢も重要であることを考えました。
第7章 医療安全とのつながり
第19回
アンガーマネジメントは医療安全につながるのか?
第20回
アンガーマネジメントを学んで変わったこと
アンガーマネジメントは、
単なるコミュニケーション技術ではありません。
報告しやすい環境。
相談しやすい環境。
違和感を共有できる環境。
そうした心理的安全性を高め、
結果として医療安全につながる学びであると感じています。
私がアンガーマネジメントを学んで感じたこと
このシリーズを書きながら改めて感じたのは、
怒りは悪者ではないということです。
怒りの背景には、
- 患者さんを守りたい
- 仲間に成長してほしい
- 良い医療を提供したい
という思いがあります。
だからこそ、
怒りを否定するのではなく、
上手に扱うことが大切なのだと思います。
次のシリーズについて
ここまで、
心理的安全性シリーズ、
そしてアンガーマネジメントシリーズを書いてきました。
次のテーマは、
私自身が学んできた
「コーチング」
について発信していきたいと思います。
医療現場では、
教える力だけでなく、
相手の力を引き出す力も重要です。
アンガーマネジメントが
「感情との付き合い方」
だとすると、
コーチングは
「人の成長を支援する関わり方」
です。
次回からは、
病院薬剤師の視点で考えるコーチングについてお届けしたいと思います。
おわりに
全20記事を読んでくださった皆さま、
本当にありがとうございました。
このシリーズが、
皆さま自身の感情との付き合い方や、
職場のコミュニケーション、
そして医療安全について考えるきっかけになれば幸いです。
これからも病院薬剤師の立場から、
医療安全、人材育成、コミュニケーションについて発信していきたいと思います。
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