2015年8月12日水曜日

■原液投与できない希釈が必要な注射薬

▽KCL注(カリウム製剤)
カリウムとして40mEq/L以下の濃度に必ず希釈し、よく振とう混和した後に使用する。

▽ネオフィリン注(気管支拡張薬)
生理食塩液またはブドウ糖注射液で希釈し、緩徐に投与する。

▽シプロキサン注(ニューキノロン系抗菌薬)
酸性の薬剤のため、原液での直接投与は避ける。

▽アタラックスP注(抗ヒスタミン薬)
希釈せずに点滴静注の側管より直接投与することは避ける。点滴静注が望ましい。

▽ザンタック注(2ブロッカー)
生理食塩液またはブドウ糖注射液にて20mlに希釈して2分以上かけて静注する。

▽オメプラール注(PPI)
生理食塩液か5%ブドウ糖注射液に混合して点滴静注する。または、生理食塩液か5%ブドウ糖注射液20mlに希釈して緩徐に静注。




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