2015年8月17日月曜日

■てんかん重積発作の治療

全般性強直間代発作(痙攣性)重積状態の治療は、一般的な救急処置として気道確保、換気、血圧維持、静脈路確保を行い、血液ガス、低血糖有無、抗てんかん薬投与中の患者は血中濃度をまず測定する。薬物療法としては、ジアゼパムを10mgずつ20mgまで使用する。

【痙攣性てんかん重積治療時間表】

時間() 治療
05 てんかん重積状態の診断酵素を投与
バイタルサインを測定
静脈確保
69 低血糖有無が不明な患者にはビタミンB1 100mg、50%ブドウ糖50ml静注
1020
ジアゼパム0.2mg/kgを5mg/分 静注
5分経過しても発作が止まらない場合には、ジアゼパムを再度静注する
2160
 
フェニトイン1520mg/kgを成人では50mg/ふんより遅い速度で静注
その間、心電図と血圧をモニタリング
60  フェニトイン20mg/kgで、てんかん重積発作が止まらない場合は、さらに5mg/kg追加
それでも止まらない場合は、さらにフェニトイン5mg/kgを追加
重積状態がコントロールできない場合には、持続脳波モニタリングと人工呼吸使用の全身管理を行いながら、ミダゾラム・イソフルランを使用して全身麻酔下に置く。



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