プラリア皮下注投与前に血清補正カルシウム値※測定・評価し、低カルシウム血症のある患者さんは、プラリア皮下注投与前に低カルシウム血症を是正してください。
また、プラリア投与前の血清補正カルシウム値に関わらず、投与開始後早期※※及びその後も定期的に血清カルシウム値を測定し、血清補正カルシウム値の変動や、痙攣、しびれ、失見当識等の症状に注意してください。
※血清補正カルシウム値:血清アルブミン値が4.0g/dL未満の場合「補正カルシウム値(mg/dL)=血清カルシウム値+4-血清アルブミン値」
※※投与開始後早期:市販後に低カルシウム血症と報告された症例のうち、発現日が確認できた症例の約半数は、初回投与から7 日以内の発現
参考:第一三共医薬情報提供
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感染症の重症度や、抗菌薬の使用歴など、患者さんの状況や医師のニーズにあわせて選択いただけます。
1回50mg1日2回、1回100mg1日1回のいずれの投与法でも、肺炎球菌による感染症であれば、有効性および耐性抑制の目安となるパラメータである AUC/MIC≧30、Cmax/MIC≧5 を達成します。
1回100mg1日1回投与は、ニューキノロン系抗菌薬のPK-PD理論*についての臨床実績が積み重ねられてきた中で、肺炎球菌において、標的酵素が変異を起こしていない株が突然変異を起こすのを抑制するだけでなく、すでに標的酵素に第一段階の変異を生じた株の更なる高度耐性化の抑制が期待できます。
*ニューキノロン系抗菌薬のPK-PD理論:ニューキノロン系抗菌薬の効果は、濃度依存性であり、AUC/MIC、Cmax/MICと相関する。
参考:第一三共医薬情報提供
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臨床上、グレースビットが乳酸菌製剤の効果を減弱または消失してしまうという報告は無く、併用に問題が無いと考えます。
グレースビットと乳酸菌整腸剤併用試験を実施し、整腸剤併用による下痢発現の予防効果を検討した結果では、下痢の発現率、発現回数、持続日数に対する整腸剤併用による効果を確認することはできませんでした。しかし、グレースビット単独投与時に腸内細菌叢の減少が認められたのに対して、整腸剤併用時には嫌気性菌総菌数が保たれとの報告がありました1)。
引用文献:
1)新発売時の申請資料概要 『2.7.6 個々の試験のまとめ p.162』
参考:第一三共医薬情報提供
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グレースビットはアルミニウム又はマグネシウム含有の制酸薬等および鉄剤、カルシウム剤と併用注意です。
グレースビットは、金属イオン含有製剤とキレートを形成し、グレースビットの吸収が低下すると考えられています。
グレースビットは100mg(1回50mg錠1日2回)と制酸剤(水酸化アルミニウムゲル1.0g、酸化マグネシウム500mg)、鉄剤(硫酸鉄:鉄として50mg)、カルシウム剤(沈降炭酸カルシウム1g)との併用で、グレースビット単独投与時との比較データ1)。
・アルミニウムでは、グレースビットのCmax:82%低下、AUC0-24h:75%低下。
・鉄では、グレースビットのCmax:67%低下、AUC0-24h:56%低下。
・マグネシウムでは、グレースビットのCmax:57%低下、AUC0-24h:51%低下。
・カルシウムでは、グレースビットのCmax:37%低下、AUC0-24h:33%低下。
金属イオン含有製剤と併用する場合は、グレースビットを先に投与し、2時間以上あけて金属イオン含有製剤を投与してください。
もし先に金属イオン含有製剤を投与した場合には、最低3~6時間空けることと報告されています2)。
引用文献:
1)柴孝也:日本化学療法学会雑誌 2008;56(S1):25-31
2)伊藤由紀 ほか:医薬ジャーナル 2001;37(12):3598-3603
参考:第一三共医薬情報提供
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クラビットは鉄剤、およびアルミニウム又はマグネシウム含有の制酸薬等と併用注意です。
クラビットは、金属イオン含有製剤とキレートを形成し、クラビットの吸収が低下すると考えられています。
クラビット経口剤(100mg)投与と金属イオン含有製剤の併用について、健常成人を対象としたクロスオーバー試験結果では、レボフロキサシンの吸収が低下し、血中濃度が低下することが文献報告にて示唆されております1)。
・アルミニウムについてはCmax約65%の低下、AUC約44%の低下
・マグネシウムについてはCmax約38%の低下、AUC約22%の低下
・鉄についてはCmax約45%の低下、AUC約19%の低下
金属イオン含有製剤と併用する場合は、クラビットを先に投与し、1~2時間後に金属イオン含有製剤を投与してください。
もし先に金属イオン含有製剤を投与した場合には、最低3~6時間あけることと報告されています2) 。
なお、500mg1日1回投与データはありませんが、クラビット経口剤(100mg)と同様と考えます。