2017年4月14日金曜日

■うまくチームを回しているファシリーダーのスキル:ファシリーダー度チェック

1.メンバーに何をすべきか、何を期待しているのかを伝えている。

2.チームが仕事を適切に遂行するために必要な材料や道具を整えている。

3.メンバーそれぞれに、毎日最高の仕事をする機会を与えている。

4.この1週間の内に、メンバーの仕事の成果を認めたり、褒めたりした。

5.メンバーを一人の人間として気にかけていることを伝えている。

6.メンバーの成長を応援し、後押ししている。

7.メンバーの意見を聞き、尊重している。

8.会社のミッション・目的のために、メンバーの仕事が重要だと伝えている。

9.メンバーの仕事ぶりを把握し、クオリティの高い仕事をするよう促している。

10.チームメンバーの人間関係を把握している。

11.この6ヶ月のうちに、メンバーの進歩について話す機会を持った。

12.この1年のうちに、メンバーが仕事について学び、成長する機会をつくった。


現時点、できていることは少ないですが、これからまず一つずつでも出来ることをやっていき、うまくチームを回す『ファシリーダー』を目指していきます!!





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2017年4月12日水曜日

■インフルエンザの病態

 インフルエンザは、インフルエンザウィルスによる急性の呼吸器感染症で、毎年冬季に流行を繰り返し、流行性感冒と呼称されている。

 インフルエンザの病態は、
1.インフルエンザウィルスそのものによるもの
2.細菌感染など2次感染によるもの
3.インフルエンザ感染によって引き起こされる宿主の過剰な免疫反応によるもの
3つの因子から形成されている。重症化には、23の病態が大きく関与することから、治療に際しては宿主の炎症の制御が重要な役割を担う。

 インフルエンザは突然に発症し、高熱や頭痛、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛など全身症状が強く、高齢者では重症化の可能性が高く、いったん流行が始まると短期間に乳幼児から高齢者まで感染が大規模に拡大するという特徴をもつ。

 鼻水、くしゃみ、咽頭痛などを主訴とし、重症化することの少ない普通感冒(かぜ)とは大きく異なる。ただし、軽症例や非特異的な症状を呈する症例も多く、流行時期以外に臨床所見だけから普通感冒と鑑別することは困難である。

 健常者の多くは無治療で自然治癒するが、基礎疾患を有する患者や乳幼児、高齢者では合併症のため死亡する場合がある。特に高齢者では肺炎合併率が高く冬季死亡の原因となっており、老人ホームなどの高齢者入所施設における集団発生などは社会問題となっている。小児では乳幼児を中心に冬季入院の主たる原因であるだけでなく、インフルエンザ脳症が問題となっている。



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■タミフルとラピアクタが、インフルエンザに効かない!?

 インフルエンザウィルスのAH1N1のなかに、タミフル耐性となるアミノ酸変異H275Yをもつウィルスが出現し、増加傾向にある。また、H7N9にもタミフル耐性が報告されている。これらの耐性ウィルスはラピアクタにも耐性を示すが、リレンザとイナビルには感受性があり、今後は耐性情報を考慮した薬剤の選択が求められる。



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2017年4月5日水曜日

■妊婦へビタミンAは禁忌!?


 ビタミンAは皮膚や粘膜、目を健康に保つ効果があるビタミンで、妊娠中でも欠かせない栄養素です。しかし、ビタミンAは脂溶性のために、水溶性の葉酸などが尿で排出されるのと異なり、過剰摂取は体内にビタミンAを蓄積してしまいます。 妊娠初期の妊婦が過剰摂取すると、胎児の先天奇形のリスクはが高まると云われます。
 ビタミンAがなぜ妊婦に悪いの!?

 まずは、ビタミンAの働きを説明しましょう。ビタミンAの主な作用は、視覚作用と全身作用に分けられます。ビタミンAは、視覚調整に関与しているため、不足すると夜盲症になります。夜盲症とは鳥目とも呼ばれていますが、暗さに目が慣れるのがおそくなり、暗いところで見えにくくなります。また、細胞の分化や発生,生物の正常な成長促進作用や皮膚粘膜形成などにも関与しているため、皮膚の乾きや丘疹ができたり、粘膜の抵抗性が低下して感染症にかかりやすくなります。したがって、体にとっては必要不可欠です。

 なぜ、ビタミンAが妊婦に悪いのでしょうか!?

 ビタミンAのもう1つの働きとして、骨格の配置や形を決める遺伝子や骨格のパターン形成を制御する遺伝子の制御に関与していると言われています。したがって、骨格形成に関わる胎児期に、ビタミンAが過剰に存在すると、遺伝子の制御が乱れてしまい、骨奇形を生じてしまいます。これがビタミンAによる催奇形性のメカニズムです。

 どれだけ摂取するとまずいのでしょうか!?

 ビタミンAの奇形発症率は、1日あたりの摂取量が1.5mg5,000IU IUは国際単位で1IU0.3μg)以上で1.3%、4.5mg15,000IU)以上で3.0%という報告があります。この量は、普通の食生活では、通常摂り得ない量なので特に心配する必要はありません。サプリメントなどにより、必要以上に摂らなければ大丈夫です。ちなみに、ビタミンAの所要量は成人において男性0.6mg2,000IU)女性0.54mg (1,800IU)となっています。

 妊娠初期(3ヶ月まで)の妊婦や妊娠の可能性のある女性は、ビタミンAの過剰摂取により、胎児に奇形が発症することがありますのでサプリメントなどは控えること。また、治療によりビタミンAを服用中の方は、妊娠する前に必ず医師・薬剤師に相談すること。




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■妊婦への投与が禁忌である代表的な薬剤
■妊娠前には風疹抗体検査をした方がよい!!

■感染症サーベイランスとは!?

感染症サーベイランスは、感染症の発生状況を調査・集計することにより、感染症の蔓延と予防に役立てるシステムのことである。



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