≪商品名≫
リコモジュリン点滴静注用12800
≪一般名≫
トロンボモデュリン アルファ
≪製造販売≫
旭化成
≪効能・効果≫
汎発性血管内血液凝固症(DIC)
≪用法・用量≫
通常、成人には、トロンボモデュリン
アルファとして1日1回380U/kgを約30分かけて点滴静注する。
≪注射液の調整法≫
1バイアル(12800U)当たり2mlの日局生理食塩液で溶解し、この溶液から患者の体重に合わせて必要量をとり、日局生理食塩液100mlに希釈し、点滴静注する。
≪投与速度≫
約30分かけて点滴静注すること
≪特性≫
▽世界初の遺伝子組み換えヒトトロンボモデュリンである
▽新しい血液凝固調節作用メカニズムを有している
▽ヘパリンに対してDIC離脱率で非劣性が検証された
▽1日1回30分の点滴静注で効果を発揮する
≪作用機序≫
DICは、感染症、悪性腫瘍、外傷、婦人科疾患などで高頻度に発症する病態である。
播種性に全身の微小血管内に血栓が形成され、その結果、虚血などにより臓器障害をきたすとともに、凝固因子の消費性低下と二次線溶亢進により著名な出血傾向を示す症候群である。
感染症では、細菌内毒素(エンドトキシン:リポポリサッカライド;LPS)の生体内侵入により活性化された白血球や血管内皮細胞などに凝固惹起因子の組織因子(TF)が発現して発症する。また、悪性腫瘍では、化学療法などによって化学療法などによって腫瘍細胞が崩壊してTFが放出され、DICの引き金になることもある。
リコモジュリンは、トロンビンによるプロテインCの活性化を促進する。生成した活性化プロテインC(APC)は、プロテインSを補酵素として凝固促進因子の第Ⅴa因子と第Ⅷa因子を分解(不活化)し、トロンビンの生成を抑制して、凝固反応を阻害する。
≪相互リンク≫
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師
腹式呼吸をしながら、言葉を読んだあと目を閉じて5秒かけてそのシーンを脳裏に描きましょう。
1.
家族の顔
2.
レモン
3.
温かいシャワー
4.
冷たいプール
5.
うなぎのにおい
6.
大好きなアイスクリームの味
7.
飛行機の爆音
8.
花火
9.
太ももを思いきり指でつねられた
10.梅干しの味
≪1:まったくイメージできない。2:ぼんやりイメージできた。3:ふつうにイメージできた。4:かなり鮮明にイメージできた。5:リアルにイメージできた。≫
≪相互リンク≫
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師
≪組成≫
ビオフェルミン錠剤は、1錠にビフィズス菌12mgを含有する。
≪効能・効果≫
腸内細菌叢の異常による諸症状の改善
≪用法・用量≫
通常、成人1日3〜6条を3回に分割して経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
≪ビフィズス菌の特徴≫
・ヒト腸管由来の偏性嫌気性菌で主に小腸下部〜大腸に分布している。
・ヘテロ乳酸発酵により乳酸および酢酸を産生する。
・腸への定着性に優れた菌株である。
≪腸内菌叢の変動要因≫
・体調不良
・加齢
・ストレス
・食事、環境の変化
・薬物
≪腸内菌叢の正常化≫
ビオフェルミン錠投与により、ビフィズス菌が、乳酸・酢酸を産生し、腸管内を酸性に保ち、有害菌の増殖を抑制する。
▼下痢を改善
ビフィズス菌が、腸管上皮細胞に付着することで、有害菌の定着を抑制する。
▼便秘を改善
ビフィズス菌の菌体自体が繊維の働きをし、有害菌を排出する。
≪相互リンク≫
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師
≪成分名≫ ≪製品例≫ ≪作用機序≫ ≪作用持続期間≫ ≪作用≫
アスピリン :バイアスピリン:COX1阻害によるTXA2合成阻害 :7〜10日 :不可逆的
イコサペント酸エチル :エパデール :アラキドン酸代謝の競合的阻害によるTXA2の :7〜10日 :不可逆的
:合成阻害
クロピドグレル硫酸塩 :プラビックス :血小板のADP受容体(P2Y12)に不可逆的 :7〜10日 :不可逆的
:に結合し、血小板凝集を抑制
シロスタゾール :プレタール :PDE3活性を選択的に阻害して、血管を :約48時間 :可逆的
:拡張し、血小板凝集を抑制
チクロピジン塩酸塩 :パナルジン :アデニル酸シクラーセ活性を増強し血小板内cAMP :8〜10時間 :不可逆的
:産出を高め、血小板凝集能と放出能を抑制゙
ベラプロストナトリウム:ドルナー :プロスタサイクリン受容体を介して、血管を拡張し、 :約8時間 :可逆的
:血小板凝集を抑制
≪相互リンク≫
病院薬剤師日記
薬剤師の話
自己啓発ブログ
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師
日本の糖尿病患者数は、生活習慣や社会環境の変化に伴って、急速に増加している。国際糖尿病連合が発表した『Diabetes Atlas 2012 update』によると成人(20~79歳)における世界の糖尿病人口は2012年時点で約3億7100万人とみられ、糖尿病有病率は約8.3%に上る。今後も増え続け、2030年には約5億5200万人、約9.9%に達すると予測されている。世界の糖尿病人口のランキングで、日本は第9位にランクインしている。
日本の成人における糖尿病人口は約710万7700人で、うち糖尿病の診断を受けていない人が351万1200人と推定されている。患者1人当たりの糖尿病による経済的損失は、約32万円に相当している。
糖尿病はひとたび発症すると治癒することは難しく、放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、失明したり透析治療が必要となることがある。さらに、糖尿病は、脳卒中や心血管疾患の発症・進展を促進することも知られている。これらの合併症は患者のQOLを著しく低下させるのみでなく、医療経済的にも社会に大きな負担を強いている現状であり、また今後も社会の高齢化にしたがって増大していくと考えられている。
≪相互リンク≫
病院薬剤師日記
薬剤師の話
自己啓発ブログ
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師