例えば、心房細動の合併等から既に経口抗凝固剤が投与されている患者さんでは、PCI*1の施行に伴い、アスピリンおよびエフィエントの投与を追加する可能性があります。
なお、エフィエントは抗血小板剤であり、アスピリン(血小板凝集抑制作用)、経口抗凝固剤との3剤併用は、相互に抗血栓作用を増強すると考えられ、これにより出血の危険性を増大させるおそれがあります 1)。併用する場合には、患者さんの状態を十分に観察するなど注意をお願いします 2)。
*1 PCI(percutaneous coronary intervention)とは;虚血性心疾患に対し、カテーテルを用いて冠動脈を拡張する手技のことです。経皮的冠動脈形成術や冠動脈インターベンションとも呼ばれます。
引用文献:
1) インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法
2) インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7. 相互作用
参考:第一三共医薬品情報提供
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