2015年3月20日金曜日

■カリメート経口液の経管投与について

■カリメート経口液の経管投与について
▽経口液20%の希釈割合
1015mlを製剤25(1)に均一に混ぜると比較的少ない力で製剤を押し出せます。これより、希釈量が少ない場合は製剤を押し出す際に力が掛かるため、コネクターからの脱落に注意してください。

▽推奨されるチューブ径
12Fr(1014Fr)です。
これより細い管は希釈量を多めに、太い管は洗浄量を多めにすることが推奨されます。
Frで希釈なし〜希釈5mlでは、押し出す力が大きすぎて実用的でないと考えられます。水15mlで希釈すると約40秒かかります。

▽チューブ内の洗浄
12Frのチューブの場合、水1015mlを使用してチューブの内壁に付着した製剤を洗浄してください。

※腎不全患者は、水分制限を受けている場合が多いので、希釈量と洗浄量の和に注意ください。


各種陽イオンとイオン交換樹脂の親和性(Kの親和力を1とした際の比)
Na(0.54)NH²(0.66)K(1)Mg²(12.4)Ca²(16.7)

K交換量
in vitro
Na型レジン:1g当たり0.1100.135gのKと交換する
Ca型レジン:1g当たり0.0530.071gのKと交換する

in vivo(腎不全患者)
Na型レジン:1g当たり約1mEqKと交換する
Ca型レジン:1g当たり約1mEqKと交換する




≪関連記事≫
■GI療法(グルコース・インスリン療法)とは、
■ベルソムラは、一包化・粉砕・簡易懸濁法が可能!?
■カリメート散は、注入時どのような投与方法を行えばチューブに詰まりにくく投与できますか?

■カリメート経口液の経管投与について

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。