▽経口液20%の希釈割合
水10〜15mlを製剤25g(1包)に均一に混ぜると比較的少ない力で製剤を押し出せます。これより、希釈量が少ない場合は製剤を押し出す際に力が掛かるため、コネクターからの脱落に注意してください。
▽推奨されるチューブ径
12Fr(10〜14Fr)です。これより細い管は希釈量を多めに、太い管は洗浄量を多めにすることが推奨されます。
8Frで希釈なし〜希釈5mlでは、押し出す力が大きすぎて実用的でないと考えられます。水15mlで希釈すると約40秒かかります。
▽チューブ内の洗浄
12Frのチューブの場合、水10〜15mlを使用してチューブの内壁に付着した製剤を洗浄してください。※腎不全患者は、水分制限を受けている場合が多いので、希釈量と洗浄量の和に注意ください。
■各種陽イオンとイオン交換樹脂の親和性(Kの親和力を1とした際の比)
Na⁺(0.54)<NH₄²⁺(0.66)<K⁺(1)<Mg²⁺(12.4)<Ca²⁺(16.7)▽K交換量
➀in vitro
Na型レジン:1g当たり0.110〜0.135gのKと交換する
Ca型レジン:1g当たり0.053〜0.071gのKと交換する
②in vivo(腎不全患者)
Na型レジン:1g当たり約1mEqのKと交換するCa型レジン:1g当たり約1mEqのKと交換する
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