アミティーザカプセル
≪成分名≫
ルビプロストン
≪効能・効果≫
慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)※薬剤性及び症候性の便秘に対する使用経験はなく、有効性及び安全性は確立されていない。
≪用法・用量≫
通常、成人にはルビプロストンとして1回24μgを1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する。なお症状により適宜増減する。
≪作用機序≫
腸管の水分分泌にはクロライドイオンCL-が関与しており、粘膜上皮細胞の基底膜側にあるNa-K-2Cl共輸送体などを介して粘膜上皮細胞に取り込まれたCl-は、小腸上皮頂端膜に存在するClC-2クロライドチャネルを介して腸管内腔に移動します。それに伴い、Na+も受動的に腸管内腔に移動し、その結果、腸管内腔へ水分が分泌されます。アミティーザは、小腸上皮頂端膜に存在するClC-2クロライドチャネルを活性化し、腸管内への水分分泌を促進し、便を軟らかくし、腸管内の輸送を高めて排便を促進します。
アミティーザの作用は、腸管局所にて発現し、吸収された後速やかに代謝されます。
≪アミティーザ特徴≫
①慢性便秘症の効能を有する世界初のクロライドチャネルアクチベーターで、小腸からの水分分泌を促進する。②60~75%の患者で24時間以内に自発排便が認められた。
③プラセボと比較では、自発排便回数を優位に増加させた。
④便秘に伴う諸症状を改善する。
⑤長期にわたり改善効果を維持する。
⑥主な副作用:下痢30%、悪心23%
≪主要な便秘薬の薬価≫
▼プルゼニド錠12mg
1錠当たり薬価:5.6円
▼アローゼン顆粒
1g当たり薬価:8円
▼ラキソベロン内用液0.75%
1ml当たり:26円
▼アミティーザカプセル24μg
1カプセル当たり薬価:161.1円⇒1日2回投与:322.2円にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
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