通常12~72時間以内に発症。
それに先立ち、高カリウム血症が出現することが多い(6~72時間)。
≪治療法・予防法≫
①水分負荷、利尿
②アロプリノール(適応外)、フェブキソスタット60mg投与
③高Kへの対処
④ラスブリカーゼ投与
≪推定原因医薬品≫
イマチニブ、リツキシマブ、カペシタビン、スニチニブ、ドセタキセル、ゲムシタビン、ベバシズマブetc
メイロン注の成分として炭酸水素ナトリウムを含有する製剤は、徐々に炭酸ガスが放出されていってしまいます。製剤の安定性を確保するために、容器を炭酸ガスバリア性のフィルムで包装し、包装内を炭酸炭酸ガスで置換してあります。外袋に穴があったり、包装内の炭酸ガスが抜けていると、インジケーター全体が、黄色から紫色に変色します。インジケーターの色が黄色の状態では密封性が保たれていますが、外袋の密封性が損なわれるとインジケーターの色は紫色に変色し、使用することが望ましくありません。使用しないでください。
炭酸水素ナトリウムを含有する製剤は安定性を確保するために、包装内を炭酸ガス置換しており、さらに炭酸ガスバリア性フィルムの外袋で包装しています。外袋にピンホールがある場合はインジケーター全体が紫に変色します。保管環境(高温、高湿)の影響により、部分的にインジケーター内部で水分が凝集し、その結果、インジケーターのインク成分も凝集した茶褐色の斑点が発生することがありますが、インジケーターの機能や内容液の品質には影響しません。
・ゆっくり深く吸い込む(速く強く吸入することで、肺への薬剤到達率が低下)。
・舌を下げるように吸入(「ホー」というイメージで、薬の霧が喉の奥に当たるように)。
・手指筋力の低下があれば、補助具を使用する。
・スペーサーを使用する。
≪相互リンク≫
未分画ヘパリン、低分子ヘパリン問わず、ヘパリンを使うと起こる。
一過性に出現する自己抗体が血小板を活性化するため、血小板減少を引き起こす。
血栓塞栓症も伴う。
血小板減少はヘパリン開始後5~14後に起こる。HIT自体の発症率は1%程度。
治療としては、ヘパリンを直ちに中止し、抗血栓療法を開始する。
アルガトロバンが適応あり。
血小板回復したら、ワーファリンに切り替えとなる。
詳しい治療は、PMDAの重篤副作用疾患別対応マニュアルに載っている。