2015年6月26日金曜日

■『器の小さい人』に見られないようにするには、

人間力を構成している要素は、信頼と尊敬と意欲。
『あの人は、器が大きい』とみられるためには、
①方向性を語ること。会社組織においては、経営理念や長期計画を構築し、指し示すこと。
②それに基づく戦略や戦術を立案する際、自分の部門だけでなく、全社的視野に立つ。
③決定事項を素早く断行する。
④関与させること
⑤権限移譲すること
目標を策定するプロセスに部下を参画させて、意見を聞きながら、落としどころに持っていく。
そして、目標が定まったら目一杯任せる。
⑥責任:実行責任と結果責任。
⑦感情を抑制すること。
自分をコントロールできずに、部下を説得し、納得させることはできない。



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■補正カルシウム濃度とは!?

血清中のカルシウムのうち約40%は、血中の蛋白質(主にアルブミン)と結合しています。
5~15%は、クエン酸・リン酸・炭酸と錯塩を形成し、50%がイオン化カルシウムとして存在しています。
これらのカルシウムのうち、生理作用を持つのは、イオン化カルシウムのみです。
血液検査で測定している(血清Ca濃度)のはカルシウムの総数なので、アルブミンが低値の場合はアルブミンと結合したカルシウムが減り、血清Ca濃度の測定結果のみでは低カルシウム血症と判断されますが、生理的作用を持つのはイオン化カルシウムだけなのでイオン化カルシウムの値が正常であれば見かけ上の低カルシウムを気にする必要はありません。
透析患者さんは食事制限や透析によってイオン化カルシウムが喪失したり、また高齢者は食事量が少ないためアルブミンが低値となることがあるため、血液検査で測定された血清Ca値をアルブミンで補正した補正カルシウム濃度の値が用いられています。
透析患者や低アルブミン血症の患者では、次のPayne の式により血清(総)Ca濃度の補正を行います。

補正Ca濃度(mg/dl)=血清Ca濃度(mg/dl)-血清アルブミン濃度(g/dl)+ 4



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■倫理的に話す3要素

1.主張が明確であること
主張は、場面によって『ポイント』『結論』『要するに』などに変わる。
まず最初に『一言で言いますと』などのように、最初に意見の全貌を短く話すと、その後の意見を聞いてもらいやすくなる。
『一言で言いますと』は、新聞の見出しのようなもの。

2.理由が明確なこと
主張には、必ず主張を支える理由が必要。
言いたいことだけを主張されても、聞き手の『なぜ!?』という疑問に答えなければ、聞き手は理由がわからない主張を受け入れる気にはならないし、倫理的な話ではないと感じてしまう。
『理由』で『主張』を支えていないと、感覚的な話になってしまい、倫理性が薄くなってしまう。
倫理的に話すためには、『主張』とワンセットで、『理由』が整っていることが必要。

3.倫理シグナルが使われていること
倫理シグナルとは、話の全体構成の中で、話の区切り、区切りを倫理的に繋げていく接続詞のこと。
倫理性を高める代表的な接続詞には、『つまり』『要するに』『従って』『なぜなら』『一方』『しかし』などがある。
倫理シグナルが使われていると、より筋道の通った話し方になる。

倫理シグナル
≪要約のシグナル≫
前の内容を簡潔に言い換える、まとめる。
()要するに、つまり、従って

≪理由のシグナル≫
前の内容の理由を述べる
()なぜなら、というのは、だから

≪転換のシグナル≫
前の内容から転じて別の内容を話す
()さて、では、ところで

≪対比のシグナル≫
前の内容に対して、対比的に話す
()一方、または、あるいは

≪逆説のシグナル≫
前の内容とは逆の内容を話す
()しかし、ところが、けれども

会議・報告・説明などではおすすめできない接続詞
≪並列の接続詞≫
内容を並列に列挙して並べて話す
()そして、それから、また、次に




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2015年6月25日木曜日

■人の感情はあまりあてにならない!!

人は感情の生き物であると言われます。
しかし、その感情は解釈によって変わるため、あまりあてにならないものです。

例えば、いつもにこやかに話しかけてくる同僚が、不機嫌な顔で挨拶もなしに通り過ぎたら、どう思いますか!?
『わたし、何か悪いことしたのかな!?』と不安になってしまうと思います。
しかし、その不安感は、別の同僚が『さっき部長がまた締め切りを間違えて、大騒ぎだったんだよ。』などと理由がわかった瞬間にあっけなく解消し、『あれだけ心配したのは何だったんだろう』という安堵感に変わります。

▽感情は、『解釈や考え』によって変わる!!
『心配』や『不安』という感情は、あなたの解釈や脳内会話、思い込みから生じるということです。

同僚が不機嫌な顔で自分を無視したことを、『わたしが何かした!?』と解釈して不安になり、ネガティブな脳内会話で自分の言動を探って不安感を煽り、『部長のせいで不機嫌だった。』ということがわかり安堵する。
感情とは、これほど危うくてあてにならないものだということです。

自分を守ろうとすると不安感情が強くなりますから、ぜひ日頃の解釈や脳内会話に注目し、幸せになれる会話を育んでいきたいと思います。




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■倫理的な思考・話し方の度合い(傾向)チェック

1.『要するに何が言いたいの?』と言われてしまうことがある。

2.話の順序は、思いつくままのことが多い。

3.起承転結で話すようにしている。

4.準備は最小限にして、その場で対応するほうだ。

5.反論されると感情的な発言をしてしまう。

6.経過や事実を先に話して、結論を最後に言うことが多い。

7.『なぜ?』『どうして?』と理由を聞くことが少ない。

8.理詰めで話す人は苦手だ。

9.『なぜ』と聞かれると、理由をすぐに言えないことが少なくない。

10.文章にすると、『句点』が少なく、『読点』で繋げて話す方だ。

11.自分自身が内容を十分に理解しないで話すことが多い。

12.話したいことがたくさんあって、話しきれない傾向がある。

13.話し始めると、話が長くなるほうだ。

14.話が終わって、言いたいことがいくつあったか曖昧になる。

15.キーワードを使うより、詳細に話すようにしている。

16.自分の体験談や具体例を話すと、なかなか元の話に戻れない。

17.時間配分は、事前に考えても現場で変わるので、あまり重視しない。

18.根拠となるデータや実例は、なかなか収集できないので、感覚で話す方だ。

19.相手の話を聞くよりは、話している方が好きだ。

20.『あれ』『それ』などの指示代名詞を使うことが多い。





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