2015年3月22日日曜日

■タバコと歯の関係

タバコと歯の関係について厚生労働省の出した調査結果についてです。
☆喫煙者で歯が20本以上の人
・40代90.7%
・50代71.5%
・70代22.2%
☆非喫煙者で歯が20本以上ある人
・40代92.6%
・50代88.1%
・70代32.3%
40歳以上の男性で喫煙しない人は喫煙している人と比べて歯が20本以上ある人の割合が高いことが発表されました。



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2015年3月20日金曜日

■カリメート経口液の経管投与について

■カリメート経口液の経管投与について
▽経口液20%の希釈割合
1015mlを製剤25(1)に均一に混ぜると比較的少ない力で製剤を押し出せます。これより、希釈量が少ない場合は製剤を押し出す際に力が掛かるため、コネクターからの脱落に注意してください。

▽推奨されるチューブ径
12Fr(1014Fr)です。
これより細い管は希釈量を多めに、太い管は洗浄量を多めにすることが推奨されます。
Frで希釈なし〜希釈5mlでは、押し出す力が大きすぎて実用的でないと考えられます。水15mlで希釈すると約40秒かかります。

▽チューブ内の洗浄
12Frのチューブの場合、水1015mlを使用してチューブの内壁に付着した製剤を洗浄してください。

※腎不全患者は、水分制限を受けている場合が多いので、希釈量と洗浄量の和に注意ください。


各種陽イオンとイオン交換樹脂の親和性(Kの親和力を1とした際の比)
Na(0.54)NH²(0.66)K(1)Mg²(12.4)Ca²(16.7)

K交換量
in vitro
Na型レジン:1g当たり0.1100.135gのKと交換する
Ca型レジン:1g当たり0.0530.071gのKと交換する

in vivo(腎不全患者)
Na型レジン:1g当たり約1mEqKと交換する
Ca型レジン:1g当たり約1mEqKと交換する




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■カリメート経口液の経管投与について

2015年3月15日日曜日

■低アルブミン血症患者に25%アルブミナーを投与後にラシックス(フロセミド)を投与するのは、なぜ!?

アルブミンは、正常人血漿蛋白の約60%を占める最も多い蛋白で、血漿膠質浸透圧の維持に寄与しています。
25%アルブミナー50mlは、人血漿アルブミン濃度を4mg/mlとすると約6倍に濃縮されており、投与することにより、血中の膠質浸透圧を高めて組織中の体液を血管中に移行させます。
その結果、循環血漿量を正常化します。
血中アルブミン値が低いと浸透圧を保つために血管内の水分は、血管外へ移行します。
そこにアルブミナーを投与すると血管外に移行していた水分は、血管内に引き戻されます。
さらに利尿作用のあるラシックス(フロセミド)を投与することによって、腎尿細管での再吸収が抑えられ、膠質浸透圧が上昇し、効率的に浮腫・胸水・腹水などの減少がみられます。

最初にラシックスで利尿をはかっても主に血管内の水分が出てくるだけで、血管内は脱水状態だが、浮腫はあまり改善しないという状況になります。
アルブミナーを投与し、水分を血管内に引っ張りだし、その後に利尿をかけてやることにより、効率よく浮腫を改善することが期待できます。



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■骨は絶えず作り替えられている!?

骨は硬く丈夫であり、一度作られるとそのままというイメージを持たれがちです。
しかし、骨は新陳代謝を繰り返し、日々作り替えられています。

≪骨吸収≫
古い骨を壊す作用があるのは破骨細胞で、破骨細胞によって骨が壊されることを骨吸収といいます。吸収とはいいますが、骨がカルシウムを吸収するのではなく、骨からカルシウムが溶け出し、骨が壊されていくことを意味します。

≪骨形成≫
新しい骨を作る作用があるのは、骨芽細胞といいます。骨が壊されるとそこに骨芽細胞が取りつき、新しい骨が作られていきます。これを骨形成といいます。

骨吸収と骨形成を相互に繰り返すことで、骨は常に新しく作り替えられています。こうした骨代謝のことを骨のリモデリングといいます。

正常な骨は、骨吸収と骨形成のバランスが保たれているので、骨量は基本的に一定です。しかし、何かの原因でこのバランスが崩れ、骨量が減少すると骨が弱く、脆くなっていきます。
この病態が骨粗鬆症です。




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2015年3月13日金曜日

■厚生局 施設基準 適時調査 薬剤部門 後発品使用体制加算 薬剤管理指導業務 質問事項と対応

▽後発品使用体制加算
・薬局の組織図を見せてください。
⇒副診療部に属しています(病院の組織図確認)
・医薬品の安全性や有効性などは、どのようにして検討していますか!?
⇒情報収集後、薬事委員会で検討しています。
・医薬品の安全性や有効性の情報は、どのようにして得ていますか!?
⇒主にインターネットから情報収集しています。他には、必要な情報は、製薬メーカーに依頼したりしています。
・得た情報をどのようにして集約していますか!?
⇒収集した情報は、DI情報としてまとめ、薬事委員会で情報提供しています。新規採用薬などについての情報は、医薬品採用申請書に集約しています(医薬品採用申請書・DI情報確認)。知り得た情報は、DI日誌に記載しています(DI日誌確認)
・薬事委員会の規定を見せてください。
⇒はい、わかりました(薬事委員会の規定確認)
・薬事委員会の会議録を見せてください。
⇒はい、わかりました(薬事委員会の会議録確認)
・医薬品の安全使用のための業務手順書を見せてください。
⇒はい、わかりました(医薬品安全使用のための業務手順書とチェックリスト確認)
・後発医薬品の採用割合を見せてください。
⇒はい、わかりました(後発品の採用割合確認)
・採用している医薬品のリストを見せてください。
⇒はい、わかりました(先発品と後発品を区別した採用している医薬品リスト確認)
・後発品採用率の書類は、2014331日の前が、201371日ですが、毎月計算していますか!?
⇒一番新しい物が、2014331日時点のものです。採用医薬品リストとしては、毎年3月と7月に出しています。
・後発品採用率は、毎月採用率が基準を満たしておかなければいけません。
⇒紙には出してませんが、毎月のデータは、薬局のパソコンの中に入っています。持ってきましょうか。
・データとしてあり、取り出せるのでしたら、大丈夫です。
⇒これからは、毎月のデータも整えておきます。
・後発品加算①は、採用率が30%を下回ると算定できませんので、よろしくお願いします。
⇒はい、わかりました。

▽薬剤管理指導業務
・薬剤管理指導記録を見せてください。
⇒はい、わかりました(入院カルテの薬剤管理指導記録を見せる)
・指導記録などの原本は、カルテに挟んであるのですね!?
⇒はい、そうです。
・医薬品情報管理室はありますか!?
⇒あります。
DI室の配置図変更届は提出されましたか!?
⇒すいません、確認したところ、保健所には変更届を提出していたのですが、厚生局には変更届を提出していませんでした。申し訳ありません。
DI室の場所の変更届を提出してください。
⇒了解しました。
・DI担当者の割り振りはどうなっていますか!?
⇒勤務表で毎日DI担当者を決めて行っています(薬局勤務表確認)。DI担当者は、DI担当のPHSを持ち歩き、いつでも情報に問い合わせできるような体制を整えています。
・医薬品の情報はどのようにして周知していますか!?
⇒毎月発行される医薬品安全性情報については、薬剤部と医局の分をファイルに綴じていっています(配信している医薬品安全性情報確認)。DIニュースは、月に1回医薬品に関わる部署に配信しています(DIニュース確認)。また緊急安全性情報や安全性速報などについては、情報が入り次第翌日の医局会でDrに情報提供しています。また緊急安全性情報と安全性速報については、薬局と医局と医療安全部にファイルに綴じ配置しています(緊急安全性情報・安全性速報確認)

▽その他
・注射は、緊急上やむをえない場合を除き。その都度発行していますか!?
⇒はい、緊急の場合を除き、基本的にはその都度発行しています。
・薬剤師の従事者の変更届は提出されていますか!?
⇒すいません、従事者の変更届は提出していませんでした。
・今後は、薬剤師の従事者が変更になる度に、従事者変更届をその都度提出してください。
⇒了解しました。



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