2018年2月23日金曜日

■人に教える前に知っておきたいこと

具体的な仕事の内容を教える前にやらなければならないのは、教えられる側に『この人から教わりたい』と思ってもらうこと。

≪信頼関係を築く3つのポイント≫
・共通点:教える対象との共通点を探すこと
・姿勢:教えることへの熱意・真摯さを示すこと
・能力:知識・経験・教え方が身についていること

4つの壁を取り除く≫
・『バタバタ』・・・忙しくて教える暇がない→一人で教えようとしない。周囲の協力を得る。
・『イライラ』・・・要領の悪さに耐えられない→他人と自分は違う。根気をもって教える。
・『あやふや』・・・教える自信がない→完璧でなくていい。相手が学ぶことを手助けする。
・『プライド』・・・自分の間違いを認められない→共に学んでいけば良い。素直に誤りを認めよう。
▽これらを取り除くことが、教える側の準備として必要です。


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薬剤師の話
薬剤師のメモ帳

■プレゼンの準備で欠かせない8つのポイント

1.タイトル
・タイトルを見れば全体の趣旨がわかるように

2.聞き手
・誰に伝えるプレゼンかをより明確に
・聞き手のメリットとデメリットはなにか

3.主題
・言いたいことを20文字前後で表現
(主張、提案にキャッチフレーズをつける)

4.序論
・雰囲気作り、聞き手の関心を引き付ける切り出し
(本論への導入の役目をする身近な具体例)
・本論の大項目の予告
(NL法)

5.本論
・発表内容の大中小項目の整理とシナリオ作り
(ポイントは、相手の身になって)
・メタボな内容は、即時にダイエット
・『わかりやすく』『簡潔に』『印象深く』
・時間配分は余裕を持って

6.具体例
・主張を裏付ける具体的な事例を入れて納得度を上げる
・具体例は、長い話にならないように

7.強調・山場
・繰り返して述べる言葉、項目をまとめる
・メリット、デメリット、および対比項目の整理

8.結び
・本論の要点を箇条書きに
・冒頭の主題(一言で言えば)を再度述べて結ぶ
・全体を振り返る


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薬剤師の話
薬剤師のメモ帳

■倫理思考について勉強!!

■『自己主張』と『自分の言葉で伝える』ことの違い
▽自己主張
自分の言いたいことをそのまま伝えること

▽自分の言葉で伝える
自分の言いたいことを相手の立場や考え方を考慮して理解してもらえるように伝えること

 
■自分の気持ちをちゃんと伝えたいなら感情語じゃなくて倫理語を使うのが大切
▽感情語
自分の気持ちをただ音にして表現している言葉。
他者意識は存在しない。
()『ムカつく』『ウザい』

▽倫理語
他者意識を前提として自分の気持ちや考えを理解してもらおうとして伝える言葉。
()『寒い』『暑い』


■倫理の基本三原則
▽イコールの関係
Aということを他者に伝えるためには、具体例を挙げたり、それを裏付けるエピソードを挙げたりと、Aを形を変えて繰り返します。

▽対立関係
Aをわかってもらうために、あえて反対のBを持ち出す場合があります。
日本についてわかってもらうために、西洋と比べたり、現代を述べるために過去と比べたりします。

▽因果関係
Aを前提に、だからBになると、次の結論を導きます。
A(だから)Bである。


■倫理構造と接続詞
▽因果関係
私は一生懸命勉強した(理由)。だから成績が上がった。

▽理由付け
私は成績が上がった。なぜなら一生懸命勉強したからだ(理由)

▽逆接
私は一生懸命勉強した。しかし、成績は上がらなかった。

 
■倫理的な『イコールの関係』とは
AA’
抽象的=具体的
主張=具体例
主張=体験・エピソード
主張=引用
たとえられるもの=たとえるもの
※この関係が成り立たない主張は倫理的ではない。


■悩むことと考えることは違う!?
・悩むというのは、ただ漠然と思い悩むこと
・考えるとは、物事を整理して判断すること。
 

■対比
自分がAと主張しなければならないということは、必ず反対意見のBという主張が存在するということ。
Aを主張するならば、必ず反対のBを意識しながら筋道を立てていかなければなりません。

 
■企画書と商談では倫理の筋道の立て方が異なる。
▽企画書
・読み手は不特定多数
・表情、口調などの倫理以外の要素が加わらない。

倫理に裏付けがないと説得できない

具体例が有効

▽商談
・面と向かって相手に伝える
・人間は好悪に支配されがち

倫理に他者意識が必要

具体例より、体験・引用が有効



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薬剤師の話
薬剤師のメモ帳

■人望が集まる仕草➡『ボディターム』

■ボディターム
≪手は開き、お腹を向ける≫
話をする時にテーブルの上に手を乗せること自体も、相手に好意を抱かせる。文字通り「手の内を明かす」ことに繋がるから。
「手の内を明かす」⇒秘密を明かす。正直になる。
「手の内を見せない」⇒隠し事をしていること。
手が見えないと相手は不安な気持ちになる。
相手に手の平が見えるようにすると、「手の内を明かす状態」になり、話を信用してもらいやすくなる。
また、人は「腹を割って」話をすると、理解してくれ、信頼してくれる。
しかし、本当に腹を割ることはできない。
そこで、話をする時には、相手にへそを向けるようにする。
動物がお腹を見せるのは、降伏のサインだが、同じように体ごと相手の方を向くと、「隠し事はしていない。」というサインになる。
会議の時も、発表者の方に体を向け、テーブルの上で軽く手を組み、手の平を相手に見せながら、「なるほど」と相槌を打ちながら話を聞くと、相手は「興味を持ってくれている。」と嬉しくなる。
『文字通り「手の内を明かす」のが大事!!』


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薬剤師の話
薬剤師のメモ帳

2018年2月22日木曜日

■ステロイドを中止する際に減量しながら中止にするのはなぜ!?

ステロイド剤を多量投与すると副腎皮質からのホルモン分泌機能が低下します。
また、長期投与すると徐々に副腎が委縮することがあります。
そのため、ステロイド剤の急激な中止や減量は体内の副腎皮質ホルモンを枯渇させ、強い倦怠感、吐き気、嘔吐、頭痛、血圧低下などのステロイド離脱症候群と称される症状が出現します。
さらにもともと治療すべきであった疾患を悪化し、リバウンドさせることもあります。
このためステロイド剤の離脱に際しては、急激な中止・減量をせずに症状を考慮しながら少量ずつ段階的に減量するなどの治療計画が必要です。


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薬剤師の話
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