2013年9月13日金曜日

■カリメート散は、注入時どのような投与方法を行えばチューブに詰まりにくく投与できますか?

■質問:カリメート散は、注入時どのような投与方法を行えばチューブに詰まりにくく投与できますか?
【質問者:2階病棟看護師】
≪回答≫
カリメート散は、水でもお湯でも溶けません。1包(5g)を1回で投与するより、2.5gを2回に分けて投与する方がいいと思います。
①カリメート散2.5gを水20mlに懸濁させる。
②すぐに積もってくるので、均一に分散させ(よく振りまぜ)その状態で急いで注入すればチューブ詰まりをするリスクが軽減すると思われます。
※同様にタンニン酸アルブミンも溶けにくい粉〔1gを溶かすのに10L以上の水が必要だとか〕ですので、上記のような投与方法がいいと思われます。けれど、タンニン酸アルブミンを頑張って投与するのならロペミンを簡易懸濁法で溶かして投与する方が楽かもしれません・・・。



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