2013年12月31日火曜日

■喫煙と歯周病により、関節リウマチ発症率が高くなる。

喫煙が関節リウマチの発症と関連することがわかってきました。
また、歯周病のある患者さんの関節リウマチ発症率が高くなることがわかっています。
禁煙と口腔ケア(毎日の定期的な歯磨き)が、関節リウマチ発症のリスクを減らすことに繋がると考えられます。


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2013年12月29日日曜日

■薬の一包化で問題となる薬剤と環境要因

▽アスパラカリウム錠
開放5日で高度の著しい低下
⇒湿度

▽アルダクトンA錠
著しい硫黄臭
⇒温度・湿度

▽カルブロック錠
溶出性低下・含量低下
⇒湿度・光

▽キプレス錠
水分増加
⇒湿度・光

▽ザンタック錠
硬度低下・黄白色に変色
⇒湿度・光

▽シングレア錠
分解物生成・溶出性低下
⇒温度・湿度・光

▽トリプタノール錠
硬度低下・淡青色に変色
⇒湿度

▽フェロミア錠
硬度低下
⇒光・湿度

▽ラシックス錠
黄色に変色
⇒光

▽ワーファリン錠
含量低下
⇒光



≪関連記事≫
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?

2013年12月8日日曜日

■インクレチンの働きを利用する薬剤

▽DPP-4阻害薬(経口薬)
・DPP-4を阻害することにより内因性の活性型インクレチンの分解を抑制する薬剤
日本で販売されている薬剤:ジャヌビア・グラクティブ・エクア・ネシーナ・トラゼンタ・テネリア・スイニー・オングリザ

▽GLP-1受容体作動薬(注射薬)
・DPP-4による分解を受けにくいインクレチン(GLP-1)の誘導体。
日本で販売されている薬剤:ビクトーザ皮下注・バイエッタ皮下注・ビデュリオン皮下注


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2013年12月6日金曜日

■DPP-4阻害薬

dipeptidyl peptidase-4(DPP-4) は、DPP-4阻害薬の登場によって注目されている酵素です。
ヒトが食事によって炭水化物や脂肪を摂取すると小腸からグルカゴン様ペプチド1(GLP-1) 、グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)等のインクレチンと呼ばれるホルモンが分泌され、これらがすい臓からのインスリン分泌を促します。
DPP-4とは、生体内でGLP-1やGIPを分解する酵素です。
DPP-4阻害薬は、このDPP-4によるインクレチンであるGLP-1とGIPの分解・不活化を阻害することによって、内因性GLP-1・GIPの血中濃度を高め、インスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することによって血糖低下作用を示す薬剤です。


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2013年12月4日水曜日

■2012年国内医療薬市場:糖尿病治療薬

1位DPP-4阻害薬ジャヌビア(743億9300万円:41.2%増⇒約217億円増)
2位DPP-4阻害薬グラクティブ(370億4900万円:33.8%増⇒約94億円増)
3位DPP-4阻害薬ネシーナ(299億8800円:186.55増⇒195億円増)
*DPP-4阻害薬エクア(178億9000万円:110.9%増⇒約94億円増)
◇α-GI ベイスン(237億600万円:24.4%減)
◇TZD アクトス(229億9100万円:44.7%減)
◇SU薬 アマリール(167億4800万円:27.9%減)
◇持効型インスリンアナログ製剤 ランタス(183億3500万円:17.9%増)


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2013年12月3日火曜日

■患者に使用した器材の処理方法(洗浄、消毒、滅菌)

▼洗浄とは 対象物からあらゆる異物(汚染・有機物など)を除去すること(表面に付着した汚れを洗い、すすぐなどして除去する工程)

▼消毒とは 対象から細菌芽胞を除くすべて、または多数の病原微生物を除去すること必ずしも微生物をすべて殺滅するものではない

▼滅菌とは 微生物をすべて完全に除去、あるいは殺滅すること、無菌保証水準


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2013年12月1日日曜日

■感染経路別予防策

≪空気感染予防策≫
・空気を共有することで感染が伝播する疾患:麻疹、水痘、結核など
・感染症が疑われる段階で感染対策を実施
・対応策
 陰圧の個室管理
 医療従事者はN95マスクを着用

≪飛沫感染予防策≫
・飛沫感染予防策が適応になる疾患:ムンプス、風疹、インフルエンザ、百日咳 など
・対応策
 原則として個室隔離(陰圧の必要なし)
 医療従事者はサージカルマスクを着用
 
≪接触感染予防策≫
・接触感染予防策が適応になる疾患:多剤耐性菌、ノロウイルス、疥癬、ロタウイルス、Clostridium difficile感染など
・対応策
 原則として個室隔離(陰圧の必要なし)
 手指衛生、手袋、防護用具、患者使用器具(血圧計、体温計、聴診器など患者に接する器具)専用または患者使用後と他の患者使用前に消毒  


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2013年11月28日木曜日

■20%イントラリポス100mlの熱量(カロリー)の計算の仕方は!?

脂肪は1gが燃焼すると9kcalの熱量を発生します。
20%イントラリポス100ml、添付文書には熱量約200kcalと記載されています。
20%イントラリポス100mlの脂肪の量は、100×0.2と計算すると20gとなります。
脂肪20g×9kcal/g⇒180kcal
添付文書に記載されている熱量と合わない!?
実は、脂肪はそのまま投与することができないので、界面活性剤を使って乳化させる必要があるのです。
そのために用いられる卵黄レシチン、また浸透圧調整のために加えられているグリセリンのカロリーを計算する必要があります。

20%イントラリポス100mlの熱量は!?
精製大豆油:20g⇒20g×9kcal/g180kcal
卵黄レシチン:1.2g⇒1.2g×9kcal/g10.8kcal
濃グリセリン:2.2g⇒2.2g×4kcal/g8.8kcal
総熱量⇒180kcal10.8kcal8.8kcal199.6kcal200kcal




≪関連記事≫
■脂肪乳剤は、基本末梢投与です。
■イントラリポス保険請求切られました!!
■脂肪乳剤投与の役割

2013年11月27日水曜日

■ステロイド外用剤(軟膏)の局所および全身性影響の強さの比較

≪局所性影響≫
デルモベート>トプシム>ジフラール>リンデロンDP>アンテベート>マイザー>パンデル>フルメタ>メサデルム>ビスダーム>ボアラ>エクラー>フルコート>リンデロンV>プロパデルム>ケナコルトA>ロコイド>アルメタ>ネリゾナ>リドメックス>キンダベート

≪全身性影響≫
デルモベート>リンデロンDP>トプシム>フルメタ>ジフラール>アンテベート>マイザー>ネリゾナ>メサデルム>リンデロンV>ビスダーム>エクラー>ボアラ>フルコート>ケナコルトA>リドメックス>パンデル>プロパデルム>ロコイド>キンダベート>アルメタ




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2013年11月26日火曜日

■アトピー性皮膚炎でのステロイド外用剤の強さの選択

■アトピー性皮膚炎でのステロイド外用剤の強さの選択
※目安である。

【乳幼児】
頭⇒weakmild
顔・頚部⇒weak
体幹部・四肢⇒weakmild

【小児】
頭⇒mildstrong
顔・頚部⇒weakmild
体幹部・四肢⇒mild
苔癬化病巣⇒mildstrong

【思春期】
頭⇒strong
顔・頚部⇒weakmild
体幹部・四肢⇒strong
苔癬化病巣⇒strong very strong

【成人】
頭⇒strong
顔・頚部⇒weakmild
体幹部・四肢⇒strong
苔癬化病巣⇒strong very strong


■ステロイド外用剤の種類
【Ⅰ群:strongest
・デルモベート
・ジフラール
・ダイアコート

【Ⅱ群:very strong
・フルメタ
・アンテベート
・トプシム
・リンデロンDP
・マイザー
・ネリゾナ
・パンデル

【Ⅲ群:strong
・メサデルム
・ボアラ
・リンデロンV
・プロパデルム
・フルコート

【Ⅳ群:mild
・リドメックス
・ケナコルトA
・アルメタ
・キンダベート
・ロコイド


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2013年11月25日月曜日

■ステロイド外用剤の種類

【Ⅰ群:strongest
・デルモベート
・ジフラール
・ダイアコート

【Ⅱ群:very strong
・フルメタ
・アンテベート
・トプシム
・リンデロンDP
・マイザー
・ネリゾナ
・パンデル

【Ⅲ群:strong
・メサデルム
・ボアラ
・リンデロンV
・プロパデルム
・フルコート

【Ⅳ群:mild
・リドメックス
・ケナコルトA
・アルメタ
・キンダベート
・ロコイド


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2013年11月22日金曜日

■乳糖不耐症

乳糖がラクターゼによって消化吸収されなくなると、高濃度の乳糖による浸透圧上昇により、腸管内に水分が引き込まれて下痢を起こす。また吸収されない乳糖は小腸を通して大腸に入り、腸内細菌によって発酵し、腹部膨満感と酸性便を起こす。

2013年11月21日木曜日

■α-GI(α-グルコシダーゼ阻害薬)の違いは!?

現在、日本で発売されているα-GIには、アカルボース(グルコバイ)・ボグリボース(ベイスン)・ミグリトール(セイブル)がある。

▼間接比較試験にて、食後血糖1時間値を抑えた順
セイブル50mg>グルコバイ100mg>ボグリボース0.3mg

▼間接比較試験にて、食後血糖2時間値を抑えた順
グルコバイ100mg>ベイスン0.3mg>セイブル50mg

▼ベイスンとセイブルのαグルコシダーゼ阻害作用は同程度で、グルコバイが若干強い。

▼グルコバイだけがアミラーゼ阻害作用を、セイブルだけがラクターゼ阻害作用を有する。

▼セイブルは他剤より下痢の副作用頻度が多い。乳糖不耐症の機序から考えて、セイブルのラクターゼ阻害作用が影響していることも考えられる。

▼グルコバイは、α-アミラーゼ阻害作用があり、二糖類に加えて、でんぷんやデキストリンの消化も阻害する。このことにより、糖の吸収を遅らせることができる半面、未消化糖の大腸への流入量が多くなり、そのことが放屁や腹部膨満感に副作用増加に繋がるとも考えられる。

▼ベイスンは、用量に比例し食後血糖値を抑制する。しかし、単糖類の吸収を阻害するのに十分な容量に設定すると、副作用の消化器症状の発現率が高くなる。α-GIとして最初に登場したグルコバイは、消化器症状の副作用の発現率が高かったので、それを踏まえ、ベイスンは消化器症状の副作用を増大させない範囲で用量設定された。

▼ベイスンは、他の2剤より消化器症状の発現頻度が少ない。グルコバイは、放屁・腹部膨満感・鼓腸が多い。セイブルは、下痢・腹部膨満感・鼓腸が多い。副作用は、グルコバイが2~3週間以内、ベイスン・セイブルが1週間以内に減少・消失する。




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2013年11月20日水曜日

SU剤(スルホニルウレア薬)の効力比・用量換算|インスリンとの比較も解説|病院薬剤師が解説  ※2026年6月 情報を更新しました

SU剤(スルホニルウレア薬)とは

SU剤(スルホニルウレア薬)は、2型糖尿病の治療に使用される経口血糖降下薬のひとつです。

膵臓のβ細胞に直接作用し、インスリン分泌を促進することで血糖値を下げます。

現在日本で主に使用されているSU剤は以下の3種類です。

一般名主な商品名特徴
グリメピリドアマリール第3世代。低用量で強力。1日1〜2回
グリクラジドグリミクロン第2世代。作用が比較的穏やか
グリベンクラミドオイグルコン・ダオニール第2世代。作用が強く持続時間が長い

SU剤の効力比(用量換算)

SU剤を他の薬剤に変更・切り替える際に用量換算の目安として以下が参考にされます。

【SU剤同士の換算】

グリメピリド(アマリール)1 mg ≒ グリクラジド(グリミクロン)40 mg ≒ グリベンクラミド(オイグルコン・ダオニール)1.25 mg

【SU剤とインスリンの換算目安】

グリベンクラミド 2.5 mg ≒ インスリン 8〜12単位

グリメピリド 3 mg ≒ インスリン 20単位程度

これらはあくまで目安であり、患者の腎機能・年齢・血糖コントロール状況により個別に判断が必要です。


なぜ用量換算が重要なのか

SU剤の切り替えや、インスリンへの移行時に用量換算の知識が必要になる場面があります。

たとえば、以下のような場面です。

  • 後発品への切り替え時に規格が変わる場合
  • 腎機能低下により一方の薬剤が使いにくくなった場合
  • 血糖コントロール不良でインスリン強化療法への移行を検討する場合
  • 入院中に絶食・手術前後でインスリンへ一時的に変更する場合

特に入院患者で手術前にSU剤をインスリンへ切り替える場面は、病院薬剤師として関わる機会が多いと感じています。


SU剤の特性と注意点

① 低血糖リスクが高い

SU剤はインスリン分泌を促進するため、食事量が少ない・食事を抜く場面では低血糖が起こりやすいのが特徴です。特にグリベンクラミドは作用時間が長く(24時間程度)、低血糖が遷延しやすいため高齢者への使用には注意が必要です。

② 腎機能低下時の注意

腎機能が低下すると薬剤・活性代謝物の排泄が遅延し、低血糖リスクがさらに高まります。グリベンクラミドは腎機能低下患者には使用しにくく、グリメピリドも用量調節が必要です。

③ 二次無効(secondary failure)

SU剤は長期使用でβ細胞が疲弊し、効果が徐々に減弱することがあります(二次無効)。この場合はインスリン療法への移行を検討します。


SU剤の各薬剤の用量範囲

一般名通常用量最大用量投与回数
グリメピリド0.5〜2 mg/日6 mg/日1〜2回
グリクラジド40〜80 mg/日160 mg/日1〜2回
グリベンクラミド1.25〜2.5 mg/日10 mg/日1〜2回

※用量は添付文書に基づく参考値です。実際の処方は患者の状態に合わせて医師が判断します。


病院薬剤師として意識していること

SU剤は古くからある薬剤ですが、低血糖リスクの管理という点で今でも薬剤師が関わる場面が多い薬です。

特に入院患者では、食事量の変動・絶食・腎機能の変化など、外来では起こりにくい状況が重なりやすく注意が必要です。「いつもと同じ用量」が入院中に突然危険になることがあります。

処方監査の際は用量だけでなく、患者の腎機能・食事摂取状況・他の低血糖リスク薬との併用も合わせて確認することが大切だと感じています。


まとめ

  • SU剤同士の換算:グリメピリド1mg ≒ グリクラジド40mg ≒ グリベンクラミド1.25mg
  • インスリン換算:グリベンクラミド2.5mg ≒ インスリン8〜12単位、グリメピリド3mg ≒ インスリン20単位程度
  • 用量換算はあくまで目安。腎機能・年齢・病態で個別対応が必要
  • SU剤の最大のリスクは低血糖。特にグリベンクラミドは作用時間が長い
  • 入院・手術・絶食時の切り替えは特に注意が必要

関連記事

2013年11月19日火曜日

■透析患者への帯状疱疹治療:バルトレックスの投与量

・透析後に1回500mgを週3回投与する。
・TDM実施が望ましく、アシクロビル脳症と思われる精神神経症状が現れたら血液透析によって除去する。
※単純疱疹:透析後に1回250mgを週3回投与する。



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2013年11月18日月曜日

■透析患者へのクラビットの投与量

・初日500mgを1回投与。3日目以降250mgを2日に1回投与(米国添付文書)
・初日500mgを1回投与。2日目以降125mgを1日に1回投与(英国添付文書)
▽体重40kg未満は初回250mgとすることも考慮。
▽透析日は、透析後服用が望ましい。
▽HD・CAPDでは効率的には除去できない。



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2013年11月17日日曜日

■ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の等価換算

ゾルピデム(マイスリー)10mg
ゾピクロン(アモバン)7.5mg
≒トリアゾラム(ハルシオン)2.5mg
ロルメタゼパム(ロラメット・エバミール)1mg
≒リルマザホン(リスミー)2mg
≒ブロチゾラム(レンドルミン)0.25mg
≒エチゾラム(デパス)1.5mg
≒フルニトラゼパム(サイレース・ロヒプノール)1mg
≒ニトラゼパム(ベンザリン・ネルボン)5mg
≒エスタゾラム(ユーロジン)2mg
≒クアゼパム(ドラール)15mg
≒ハロキサゾラム(ソメリン)5mg
≒フルラゼパム(ベノジール・ダルメート)15mg
 
※作用時間などに違いがあるため、実際には薬剤間の力価の比較は困難である。
同作用時間の睡眠薬切り替えの目安にはなるかもしれない。


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2013年11月16日土曜日

■睡眠薬の種類

≪超短時間型≫
▽マイスリー
・特にω1受容体に選択的に結合し、催眠・鎮静作用を示す。
・筋弛緩作用が弱く、翌朝までの持ち越し効果が少ない。
・処方日数制限30日まで。

▽アモバン
・筋弛緩作用は弱く、夜間や翌日のふらつき、転倒が少ない。
・排泄される過程において、苦味を持つ代謝物が唾液中に分泌されるため、翌朝まで苦味が残ることがある。
・処方日数制限は、特にない。

▽ハルシオン
・効果発現が速やかで、入眠障害に有効。
・高力価で半減期が短いため、半跳性不眠を起こしやすい。
・薬物依存に対する注意が必要。
・一過性の記憶障害やもうろう状態を起こすことがある。
・併用禁忌薬剤もある。
・処方日数制限30日まで。

≪短時間型≫
▽エバミール
・入眠障害に有効。
・肝機能の低下している患者にも使用しやすい。
・レム睡眠の反跳や持ち越し効果は少ない。
・処方日数制限30日まで。

▽リスミー
・4種類の活性代謝物の半減期は10時間であり、適度に睡眠を持続させる。
・筋弛緩作用は弱いので、ふらつきは少ない。
・処方日数制限は、特にない。

▽レンドルミン
・効果発現が1530分と速やかであり、入眠障害に対して有効。
・作用持続時間が78時間であり、翌朝への持ち越し効果は少ないが、健忘の報告がある。
・処方日数制限30日まで。

▽デパス
・入眠障害に有効。
・抗うつ効果や抗不安効果もあるため、うつ病・神経・心身症などの睡眠障害に効果的である。
・高齢者への投与は、筋弛緩作用を併せ持つため、転倒・転落・骨折などの危険性に注意が必要。
・処方日数制限は、特にない。

≪中間型≫
▽サイレース・ロヒプノール
・熟眠障害に有効。
・入眠作用は強力で、夜間の覚醒回数も少ない。
・中程度の持ち越し効果がみられる。
・注射製剤もある。
・日本では第2種向精神薬に指定されており、米国への持ち込みは禁止されている。
・処方日数制限30日まで。

▽ユーロジン
・熟眠障害に有効。
・中途覚醒の少ない安定した睡眠が得られる。
・抗不安・筋弛緩・抗痙攣作用を併せ持つ。
・高齢者への投与は、転倒・転落・骨折などの危険性に注意が必要。
・処方日数制限30日まで。

▽ベンザリン・ネルボン
・日本で最初のベンゾジアゼピン系睡眠薬であり、国内の睡眠導入薬開発時の基準薬である。
・熟眠障害に有効。
・筋弛緩作用・抗けいれん作用が強く、抗てんかん薬としての適応も持っている。
・高齢者への投与は、転倒・転落・骨折などの危険性に注意が必要。
・処方日数制限90日まで。

≪長時間型≫
▽ドラール
・特にω1受容体に選択的に結合する。
・催眠鎮静作用に比べ、筋弛緩作用は弱い。
・半減期が長いため、熟眠障害や中途覚醒に有効。
・胃内容物の残留により、吸収が増大し、血中濃度が空腹時の23倍上昇するとの報告があるため、食後の服用は避ける。
・処方日数制限30日まで。

▽ソメリン
・半減期がきわめて長く、中途覚醒・早朝覚醒に有効である。
・処方日数制限30日まで。

▽ベノジール・ダルメート
・半減期が長く、2週間以上連続服用していると、代謝物が薬効の大部分を占めるようになる。そのため中途覚醒、早朝覚醒に対して効果を示す。
・日中不安を抑制する。
・処方日数制限30日まで。




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2013年11月15日金曜日

■第二世代抗ヒスタミン薬の中で初回投与時に速やかな効果発現が期待できる薬剤は!?


■第二世代抗ヒスタミン薬の中で初回投与時に速やかな効果発現が期待できる薬剤は!?
≪初回投与時に早くT-maxになるため効果発現が期待できる順≫

アゼプチン>アレロック>タリオン>ジルテック>アレジオン>アレグラ>クラリチン>セルテクト>ザジテン>レミカット・ダレン>エバステル>ゼスラン・ニポラジン
※効果の強さの順ではありません。


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2013年11月14日木曜日

■抗ヒスタミン薬の副作用:『眠気』と『自覚しにくい集中力・判断力の低下』について考えてみる。

■抗ヒスタミン薬の副作用:『眠気』と『自覚しにくい集中力・判断力の低下』について考えてみる。
≪眠気の副作用の強さ≫
花粉症の症状改善率をだいたい同等に見た場合での眠気発現率の強さ
アレグラ<ジルテック<アレロック

▽自覚しにくい集中力・判断力の低下(インペアード・パフォーマンス)の副作用は眠気の副作用と異なり、抗ヒスタミン薬の脳内受容体占拠率と相関する。
≪抗ヒスタミン薬の脳内H1受容体占拠率≫
アレグラ120mg<アレジオン20mg<エバステル10mg<アレロック5mg<ジルテック10mg<アゼプチン1mg<ゼスラン3mg<ジルテック20mg<ポララミン<セルテクト30mg<ザジテン1mg



2013年11月13日水曜日

■プロトンポンプ阻害薬(PPI)比較

■PPI比較
すべて腸溶性製剤である。タケプロンのみ経管投与できる。嚥下困難な患者、経管投与の症例においてタケプロンが有用である。パリエットは薬物相互作用が少ない。

▼酸分泌抑制効果
オメプラール<タケプロン<パリエット

▼薬物相互作用
オメプラール、タケプロンは、CYP2C19・CYP3A4により代謝されるが、パリエットは非酵素的に代謝される。
代謝がCYP2C19に依存度:オメプラール>タケプロン>パリエット
パリエットは、オメプラール・タケプロンに比べ、薬物相互作用は少ない。


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2013年11月12日火曜日

■H2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)比較

■H2ブロッカー比較
タガメットは世界初のH2ブロッカーである。

▼相互作用
タガメットは、CYP阻害作用を有し、多くの薬剤との相互作用あり。ザンタックは一部のCYPに対し弱い阻害作用あり。ガスター・アシノンは、代謝にCYPの関与なし。

▼ストガー・プロテカジンは、肝代謝型の薬剤であり、防御因子増強作用も兼ね備えている。

▼H2受容体拮抗作用
タガメット<アシノン<ガスター≦ストガー・プロテカジン

2013年11月11日月曜日

■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較

■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬)

≪作用発現≫
PPI<H2ブロッカー
PPI(6時間~)、H2ブロッカー(2~3時間)

≪作用持続性≫
PPI>H2ブロッカー
PPI(24時間以上)、H2ブロッカー(数時間)

≪作用時間帯≫
PPI⇒日中に作用が強い
2ブロッカー⇒夜間に作用が強い

≪代謝・排泄≫
PPI⇒肝代謝
2ブロッカー⇒腎排泄(ストガー・プロテカジンは、肝代謝型の薬剤)

≪消化性潰瘍治療選択≫
PPI⇒主に初期治療として使用。胃潰瘍治療第1選択薬。
2ブロッカー⇒主に維持療法として使用。維持療法第1選択薬。

≪薬代≫
PPI>H2ブロッカー




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2013年11月10日日曜日

■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?

≪胃薬について≫
▼攻撃因子抑制薬
・プロトンポンプ阻害薬(PPI)⇒最も強力な酸分泌抑制作用を有する。
オメプラール、オメプラゾン、タケプロン、パリエット、ネキシウム

・H2受容体拮抗薬(2ブロッカー)
タガメット、ザンタック、ガスター、アシノン、プロテカジン、ストガー

・選択的M受容体拮抗薬
ガストロピゼン⇒酸分泌抑制作用は、H2ブロッカーと同等。

・抗ガストリン薬⇒酸分泌抑制作用弱い。
プロミド

・抗コリン薬⇒酸分泌抑制作用弱い。主に鎮痙薬として使用される。
ブスコパン、コランチル

・酸中和薬⇒速効性あるが、作用持続時間が短い。
マーロックス、酸化マグネシウム

※酸分泌抑制効果
PPI>H2ブロッカー≒選択的ムスカリン受容体拮抗薬>その他の酸分泌抑制薬

▼防御因子増強薬
・潰瘍病巣保護薬⇒アルサルミンは単独投与でH2ブロッカーと同等の潰瘍治癒効果が認められている。
アルサルミン(スクラルファート)、プロマック

・組織修復促進薬
イサロン、ゲファニール、ガストローム

・粘液産生、分泌促進薬
セルベックス、ムコスタ

・プロスタグランジン製剤(PG製剤)⇒NSAIDs起因による潰瘍の予防や治癒促進に効果的。
サイトテック

・胃粘膜微小循環改善薬
ノイエル、ドグマチール、ミラドール

※胃潰瘍治癒効果
酸分泌抑制薬>防御因子増強薬(一部除く)
2ブロッカー≒スクラルファート・プロスタグランジン製剤




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2013年11月9日土曜日

■前立腺肥大症治療薬

■前立腺肥大症治療薬
【α1受容体遮断薬】
前立腺部平滑筋を弛緩させ、尿道抵抗を軽減させることにより、交感神経系の機能亢進で誘発した機能的閉塞を除去する。
▼第1世代
ミニプレス・ハイトラシン・エブランチル
・α1受容体非選択性
・降圧薬としても使用される⇒血圧変動に注意
▼第2世代
ハルナール・フリバス・ユリーフ
・α1A、α1D受容体選択性
・血圧への影響が少ない

【抗アンドロゲン薬・5α還元酵素阻害薬】
プロスタール・アボルブ
前立腺そのものによる機械的圧迫を抑制する。
・前立腺容量の縮小作用がある。
・遅効性であり、充分な効果発現まで48週かかる。

【植物エキス薬】
エビプロスタット・セルニルトン
炎症の除去作用。
・自覚症状の軽減に使用される。
・前立腺容量の縮小効果はない。


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2013年11月6日水曜日

■向精神薬の廃棄・事故

【向精神薬の廃棄】
向精神薬を廃棄するときは、焼却、酸・アルカリなどによる分解、希釈、他の薬剤との混合など、回収が困難な方法によらなければなりません。
また廃棄については、許可や届出の必要はありませんが、第1種向精神薬及び第2種向精神薬(ソセゴン注・レペタン注・ロヒプノール錠など)を廃棄した時は記録が必要です。
【向精神薬の事故】
次の数量以上の盗難、紛失が生じたときは、速やかに『向精神薬事故届』を県知事に届けなければなりません。
▽末、散剤、顆粒剤⇒100グラム(包)
▽錠剤、カプセル剤、坐剤⇒120個
▽注射剤⇒10アンプル(バイアル)
▽内用液剤⇒10容器
※盗難、強奪、脅取又は詐取が明らかな場合にはこの数量以下でも、連絡が必要。

※一般的な対応例であり、必ずしもこの対応通りしなければいけないというわけではありません。 

2013年11月5日火曜日

■向精神薬とは

【向精神薬とは】
向精神薬とは薬理学的には中枢神経系に作用して精神機能に影響を及ぼし、濫用された場合の有害性の程度が麻薬や覚せい剤より低いものを言い、法的には『麻薬及び向精神薬取締法に掲げるもの』と定義され、法律によって定められています。

【ソセゴン注・レペタン注の取り扱い】
①管理・保管について
保管は鍵のかかる場所(金庫など)
ソセゴン注・レペタン注の管理は管理簿を使用する。

②処方箋について
管理薬剤処方箋(以下、処方箋)
管理薬剤施用票(以下、施用票)

③-1 管理薬の受渡しと返却について
(医師の処方せん指示がある場合)
薬剤は手渡しになりますので医師または看護師が処方箋と施用票を薬局へ持参してください
処方箋と施用票に受取のサインをして、薬剤と施用票を受取る
薬剤施用後、施用票に施用日・施用量・未使用アンプル数・残量・施用者サイン・施用確認者サインを記入し、管理簿にも同様のことを記入する
施用者サインと施用確認者サインは同一人物不可です
返却は施用票、空アンプル、残薬を薬局へ持参してください

(医師より口頭指示などにて処方せん発行なく、使用する場合)
施用後、管理簿に必要事項を記入して空アンプルと残量を保管
医師処方せん発行後、施用票に必要事項を記入し、処方箋、施用票、空アンプル、残量を薬局へ持参してください(ストック補充)

※一般的な対応例であり、必ずしもこの対応通りしなければいけないというわけではありません。