2013年11月22日金曜日
■乳糖不耐症
乳糖がラクターゼによって消化吸収されなくなると、高濃度の乳糖による浸透圧上昇により、腸管内に水分が引き込まれて下痢を起こす。また吸収されない乳糖は小腸を通して大腸に入り、腸内細菌によって発酵し、腹部膨満感と酸性便を起こす。
2013年11月21日木曜日
■α-GI(α-グルコシダーゼ阻害薬)の違いは!?
現在、日本で発売されているα-GIには、アカルボース(グルコバイ)・ボグリボース(ベイスン)・ミグリトール(セイブル)がある。
▼間接比較試験にて、食後血糖1時間値を抑えた順
セイブル50mg>グルコバイ100mg>ボグリボース0.3mg
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■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?
▼間接比較試験にて、食後血糖1時間値を抑えた順
セイブル50mg>グルコバイ100mg>ボグリボース0.3mg
▼間接比較試験にて、食後血糖2時間値を抑えた順
グルコバイ100mg>ベイスン0.3mg>セイブル50mg
▼ベイスンとセイブルのαグルコシダーゼ阻害作用は同程度で、グルコバイが若干強い。
▼グルコバイだけがアミラーゼ阻害作用を、セイブルだけがラクターゼ阻害作用を有する。
▼セイブルは他剤より下痢の副作用頻度が多い。乳糖不耐症の機序から考えて、セイブルのラクターゼ阻害作用が影響していることも考えられる。
▼グルコバイは、α-アミラーゼ阻害作用があり、二糖類に加えて、でんぷんやデキストリンの消化も阻害する。このことにより、糖の吸収を遅らせることができる半面、未消化糖の大腸への流入量が多くなり、そのことが放屁や腹部膨満感に副作用増加に繋がるとも考えられる。
▼ベイスンは、用量に比例し食後血糖値を抑制する。しかし、単糖類の吸収を阻害するのに十分な容量に設定すると、副作用の消化器症状の発現率が高くなる。α-GIとして最初に登場したグルコバイは、消化器症状の副作用の発現率が高かったので、それを踏まえ、ベイスンは消化器症状の副作用を増大させない範囲で用量設定された。
▼ベイスンは、他の2剤より消化器症状の発現頻度が少ない。グルコバイは、放屁・腹部膨満感・鼓腸が多い。セイブルは、下痢・腹部膨満感・鼓腸が多い。副作用は、グルコバイが2~3週間以内、ベイスン・セイブルが1週間以内に減少・消失する。
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2013年11月20日水曜日
■SU剤効力比の比較
▽グリメピリド(アマリール)1mg≒グリクラジド(グリミクロン)40mg≒グリベンクラミド (オイグルコン・ダオニール)1.25mg
▽グリベンクラジド2.5mg≒インスリン8~12単位
▽グリメピリド3mg≒インスリン20単位程度
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■イントラリポス保険請求切られました!!
■脂肪乳剤投与の役割
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▽グリメピリド3mg≒インスリン20単位程度
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2013年11月19日火曜日
■透析患者への帯状疱疹治療:バルトレックスの投与量
・透析後に1回500mgを週3回投与する。
・TDM実施が望ましく、アシクロビル脳症と思われる精神神経症状が現れたら血液透析によって除去する。
※単純疱疹:透析後に1回250mgを週3回投与する。
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・TDM実施が望ましく、アシクロビル脳症と思われる精神神経症状が現れたら血液透析によって除去する。
※単純疱疹:透析後に1回250mgを週3回投与する。
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2013年11月18日月曜日
■透析患者へのクラビットの投与量
・初日500mgを1回投与。3日目以降250mgを2日に1回投与(米国添付文書)
・初日500mgを1回投与。2日目以降125mgを1日に1回投与(英国添付文書)
▽体重40kg未満は初回250mgとすることも考慮。
▽透析日は、透析後服用が望ましい。
▽HD・CAPDでは効率的には除去できない。
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・初日500mgを1回投与。2日目以降125mgを1日に1回投与(英国添付文書)
▽体重40kg未満は初回250mgとすることも考慮。
▽透析日は、透析後服用が望ましい。
▽HD・CAPDでは効率的には除去できない。
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