【Refeeding Syndrome】
長期間栄養不良状態が続いている患者(神経性食思不振症など)に積極的な栄養補給を行うことにより、低リン血症を来し、発熱、痙攣、意識障害、心不全、呼吸不全などが現れる。栄養補給開始直後ないし4~5日後に発症する。血中リン濃度を測定することと、投与カロリーを減じ、直ちに静脈的なリン酸の補給が必要である。
▼Refeeding syndromeとは、慢性の半飢餓状態の代謝に適合している患者に、大量のブドウ糖を急激に投与することで、主に体液量と電解質の以上に関連した、重篤な心肺機能および神経系の合併症〔心不全・末梢浮腫・けいれん・昏睡など〕を引き起こし、死に至る可能性が高い症候群。
大量の炭水化物投与の急速な再開により→低リン血症・低カリウム血症・低マグネシウム血症→死に至ることがある。
①まずその飢餓状態のときにどのくらいのカロリーを摂取していたかを調べる。
②摂取していたカロリー+100kcalぐらいから投与を開始する。
③3、4日後、100~200kcalぐらいずつ増やしていく。
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