◇能動的吸水(浸透圧による吸水):ユーパスタ
肉芽から水分を吸い上げる→浮腫性肉芽を改善する。
◇受動的吸水(高分子内への核酸):カデックス・ヨードコート
肉芽外の浸出液を吸水する→表面の浸潤状態は保たれる。
↑このように肉芽の形態・性状を観察して使い分けすることが望まれるということです。吸水量とともに創面の状態をどのように保つかが重要です。
同じような3種類の軟膏、いずれも抗菌力・吸水力が高いが、それぞれに特徴があったんです。
◇ユーパスタ→最も創面を乾燥傾向に傾ける。
◇ヨードコート→ゲル状となり、浸潤環境を保持。肉芽の促進にも期待できる。創面をより乾燥させたい時には、不適なこともある。
◇またユーパスタの後発品の製品選びは、よく考えないといけない。後発メーカー製によると先発品のユーパスタに比べて累計水分吸収量に差がありすぎるメーカーさんもあるらしいです。
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