2013年10月17日木曜日

■褥瘡の創傷治癒が促進されるのに、なぜ浸潤環境がいいのか!?

『創面を浸潤環境におくと創傷治癒が促進される(モイストウンドヒーリング)』
【褥瘡の創傷治癒が促進されるのに、なぜ浸潤環境がいいのか!?】
①浸出液内に創傷治癒因子(白血球、マクロファージ、細胞成長因子など)が含まれている。
②初期に生じる痂皮(カサブタ)の下が乾燥化にあると残存真皮や皮下組織に壊死が生じる
③浸潤環境であると痂皮(カサブタ)が生じにくく、自己融解も速やかに起こりやすい
④浸潤環境下で炎症期、増殖期での細胞の活動や遊走を容易にする(乾燥していると活動低下)
⑤周囲からの上皮細胞の遊走が乾燥している痂皮(カサブタ)の下を進む場合と浸潤環境で、下床組織の活性が高い場合では速度が違う

浸潤治療は、感染しやすいんじゃないんですか?

■浸潤治療を行っていくと、
・浸出液が増えた(ように感じる)
・臭いが強くなる

■創感染が起こると
・浸出液が増える
・臭いが強くなる

▽浸潤治療=感染しやすいのではありません。


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